日銀による国債引き受けは禁止されている。「日銀による国債引き受け」というのは、国が国債を直接日銀に渡して、日銀からお金をもらうこと。
それではどうしているかと、まず、国は民間の銀行に国債を渡してお金をもらう。民間の銀行は、国債を日銀に買ってもらってお金をもらう。
それじゃ、あいだに民間の銀行をかませているけど、国が国債を日銀に渡して日銀からお金をもらっているのと同じやん、と言いたくなる。
これと全く同じ構図がある。そう、パチンコだ。パチンコは、たくさん玉を出したお客さんに直接お金を渡したらダメで、まず、玉と景品を交換し、お客さんは、パチンコ屋の近くの小さな窓口で景品を買い取ってもらってお金をもらう。
何でかというと、パチンコ屋が直接お金を渡すと「バクチ」になってしまうから。
日銀はパチンコ屋と同じで、国に直接お金を渡してしまうと「日銀による国債引き受け」になってしまう。だから、民間の銀行にパチンコ景品交換所みたいなことをしてもらっている、ということ。
パチンコ屋も、景品交換所から景品を買い取ってお金を渡している。