英会話学校の宣伝文句に、
「英語が上達するコツは、上達するまで続けることである」
というのがある。
最初見た時は、素晴らしいコピーだと思ったけど、よ~く考えたら、何も言っていないに等しい。
「〇年間で英語が上達するコツは、」と言わないと、全然意味がない。
われらが日銀さんは、ちょうど2年前に、
「2年間で物価上昇率を2%にする」
と威勢よくぶち上げた。その2年間が過ぎた。残念ながら、消費税が上がった分を除くと、2%には程遠い。
さて、どうするか。金融政策決定会合の議事要旨を見たら、財務省さんは、1月には、
「日本銀行には、できるだけ早期に2%の物価安定目標を達成して頂くことを期待している」
と言っていたが、2月には
「日本銀行には、経済・物価情勢を踏まえつつ、2%の物価安定目標を実現することを期待している」
と微妙に変わっている。
要は、これまで「2年以内に英語をマスターする」と威勢のいい事を言ってたけどが、これからは「英語をマスターするまで、頑張る」ちゅうことになったんやろね。
日銀さんに「いつまでにマスターするの?」と聞いたら、「マスターするまでに」という答えが返ってくるのかな?