新宿羅生門クリアしました!

ストーリーのネタバレなしで感想など書いていきます。






新宿羅生門について

・2024年8月8日発売

・現代に蘇る幕末転生奇譚ADV

・CERO「D」

・制作:花梨エンターテイメント

・販売・発売:アイディアファクトリー株式会社

(ALTERGEAR)

・体験版配信あり

・プレイ時間 約51時間

(ファミ通では初回12時間、コンプリート7、80時間)

・売り上げは初動4500以下だったので不明

・私のキャラクター好感度順(主人公+メイン8人のみ)

洸>零>旭>土方>>西郷、覚悟、颯>>>蒼空

*始める前は考えてなかったのでなし。



販売・発売はオトメイトでもお馴染みのIFさん。

今回は乙女ゲームではなく男性をメインとした絆や

友情が描かれたゲームです。

その分野として立ち上がったIFの新たなブランド・ALTERGEARのゲーム第二弾。

制作の花梨エンターテイメントはBLや乙女ゲームを制作してる会社です。

2016年のオメルタ以降は出してなかったけど…プレイした方の感想をちらりと見た時に花梨さんのゲームをプレイした事ある方にはオススメとありました。

私自身花梨さんのゲームプレイした事ないからそこはよく分からないけど(´ω`)





​あらすじ

舞台は新宿。


新宿ではとある事件をきっかけに前世である幕末の記憶に目覚める「血伝継承」が広がり始めていました。


主人公・沖田洸(あきら)は日々の事に絶望し、その先で陰陽師だと名乗る不思議な風貌の人物と出会う。

洸もまた血伝継承に目覚め、幕末で江戸を守っていた新徴組の組頭・沖田林太郎の記憶と力を呼び起こすのだった----------------





舞台は現代なのですがこの新宿で次々と幕末の記憶が蘇る覚醒者が現れ、洸もその1人となります。

新徴組って聴きなれないな…と思ってたのですが薄桜鬼をめちゃやっていたので(笑)そういえば上洛する徳川警護募集を謡い浪士たちを引き連れた清河八郎が警護は嘘だよ実は別の目的で集めたんだ(てへっ)

って言われて江戸に帰る人と京都に向かう人と分裂したのが後の新選組と清河に着いて帰っていった集団いたな、ってのを覚えててその分裂した浪士組が再編して出来たのが新徴組という事なので新選組とは兄弟みたいな組織なんだな。



現代に蘇る幕末転生奇譚ということで現代と幕末のお話が絡み合った物語となってます。

スーツ×剣っていいですね目がハート

ストーリーはシリアス目が多いですが(もうガチで半分は戦ってる場面なので)仲間たちとの和気藹々さに笑ったりする場面もあります。


ストーリーは話や流れはそれぞれのグループ違う味が出ていてそのバランスが面白かったですね。

進むに連れて難易度が高くなってく感じがありました。

攻略にも書いたけど新徴→神誠→薩長→戒援の順がゲーム制作側としてもそういう風に進めて欲しいなという感じで作ってたのかな?

一つ許せない事は個別EDだけど…(笑)

とある乙女ゲームのあの作品でも目指したのか???


友情ものといってもイケメンたちが多いのでホモっぽさあるんじゃないの??とか思われるかもしれませんが私は一応腐女子でもあるんですがそういうのはあんま感じなかったかな。

どの作品でも腐目線で見てるわけじゃないのですが露骨な描写はなかったかと思います。

普通に物語の面白さとキャラクターが一人一人良かった。


視点は主人公目線がメインだけど第三者として見てる感じなので自分が主人公で没頭するということはないです。



​キャラクター

キャラクターデザインは鈴木次郎さん。

企画・原案・プロデューサーは風之宮そのえさん。

脚本は風之宮さんと菜摘かんなさん

BGMは鈴葉ユミさん


キャラデザは刀剣乱舞のキャラデザもしている鈴木次郎さんです。左文字兄弟と日本号の方ですね。

とうらぶとは少し雰囲気が違ったのでわからなかったけどぱっと見、独特なキャラたちですよね。

ゲーム中ではたまに漫画みたいにデフォルメキャラになったりもします。


私あまりキャラクター全員良かったってことないのですが今回は本当に攻略の8人、サブキャラクターもいい味出してたな。




主人公・沖田洸(CV.峯田大夢)

 

洸は最初はちょっと気弱めというか悲壮感がある子なんだけど別に弱々しいキャラというわけではないです。生い立ちや環境も関係してるのかもね。

力を手に入れてからは結構無鉄砲さなとこがあったりします。

こんな真剣な顔だと結構カッコいいのですが普段は弄られる事が多い感じでゆるゆるっとしてます。


キャラクターの中では私が一番好きになったキャラクターでした。

ギャップがあるところも良いけどすぐ無茶するし抱え込んだりするけど放っておけないとことかが良かったかな。





中沢颯(CV.霜月紫)

中の人は初めて知った方でしたが女性向けゲームだと乙女剣武蔵に出てたらしい。

この乙女剣武蔵も花梨さんのスマホゲームなのですが(サービスは終了してます)

これも学ラン×剣と近い雰囲気なゲームなんですね。

スタッフよくみるとプロデューサーとシナリオが同じ方でそっちのあらすじも読むといや、これめちゃめちゃ乙女剣武蔵のオマージュでは。



話逸れたけど颯さんは新徴組隊長、前世も新徴組の1人で女性でした。

今は男らしい(男)無免許医だけど洸に過保護なオカン

とあるルートの颯さんの過保護っぷりは面白かったです(笑)





勝覚悟(CV.柳田淳一)


元警察官にして洸の高校教師。

側からみてヤクザにしか見えないが…新徴組副隊長。前世は新徴組ではないけど関わりがあり颯と洸の前世とは知り合い。

今も昔も変わらず面倒見がいいお兄ちゃん。

中の人は霜月さん同様乙女剣武蔵にも出ていた(笑)





土方玲雄(CV.沖野晃司)

神誠プロのアイドル、新選組の土方歳三が前世。

クールで真面目だが実は熱血なとこもあり面倒見がよいお兄ちゃん、振り回されるタイプ。


土方さんの話も良かったよな…互いに蒼空を守るためのお兄ちゃん'Sみたいな感じで。

ルート入るのが中々難しかった印象が大きかったけど(笑)

ルートの入り方は色々あるのですが自分の中でこの選択肢を選んだ状態で入りたいというのがあったのであえて茨の道を行ってた気がします。





沖田蒼空(CV.天崎滉平)


神誠プロのアイドル、洸の弟。

昔に父親と共に家を出て母と兄と離れ離れに暮らす。

早くに前世の記憶に目覚めた天才、新選組の沖田総司の記憶を持つ。


可愛らしい容姿だが言動は結構残酷さもあるという洸と再会してからはお兄ちゃん命みたいなところもある。

とあるルートの嫉妬ぶりは凄い。まあ洸もめちゃくちゃ弟を気にかけてるので互いにブラコン気味。

兄愛が凄すぎてそこが神誠ルートで同志値UP力に反映されていたのかもしれない。





西郷拓馬(CV.熊谷健太郎)


ガタイがよく傷も刺青もありなお兄ちゃん。

好戦的で私の知る西郷像とはだいぶ違う。

薩長エージェンシーで働くが横には壊れたキーボードが山積みという破壊魔

桂の護衛を務める。


西郷は最初好戦的で洸とは前世で因縁がある相手なのでこんなやつとどう仲良くなるんだと洸同様思ってたけどそれはそれ、これはこれときっちりオンオフを分けるタイプなのかルートではめちゃくちゃフレンドリーな方。

歯向かわなければ可愛がるタイプなのかな…

調子が狂う相手で憎めない人でした。





桂紫苑(CV.阿部敦)


薩長エージェンシーの社長。西郷とは今も昔も腐れ縁。策士であらゆる情報を集めている。


いやー、この薩長組の人相よ。

新徴組は幕府よりなので薩長側は敵勢力。絶対仲良く慣れないと思ってたのインテリメガネ


でも、桂さんもほんの少しいいところあるんですよ。

普段はバカやらなさそうなのにEDは切なかったね…

声が阿部さんで驚いた(笑)





坂本旭(CV.小林親弘)


戒援隊の第一部隊隊長。

坂本龍馬の前世の記憶をもつ。めちゃくちゃフレンドリーでぐいぐいと来る陽気なお兄さんでポジティブ。

現代でも銃と剣の二刀流。


最初は陽気なお兄さんという印象だったけど戒援ルートでは楽すぎた。いじけたりと可愛らしい一面も

あれだ、デカい可愛らしいワンコだ。





岡田零(CV.狩野翔)


戒援隊第一部隊副隊長、旭の幼なじみ。

現代でも人斬りをする人斬り岡田以蔵の記憶を持つ。

洸を敵視するが人を寄せ付けないオーラと恒に舌打ち+毒舌な言動がある。

身内には心を開く。こっちは噛みつくタイプのワンコ。


零も戒援ルート楽しすぎた。敵視されてる洸がどうやって仲良くなるか過程段階が見どころ。

あと戒援EDは一番好きな話と写真(スチル)でした。

主人公を除くと零が好きかな。





​音楽&おまけ&システム


音楽は鈴葉ユミさん。

花梨さんの作品の音楽を幾つか手掛けられている方です。

実は私がプレイした事ある中では越えざるは紅い花も手掛けられています。

あれも楽曲良かったな…今回も楽曲が良くてサウンドトラック欲しいくらいでした。

特にコーラスが特徴なバトル場面あたりの楽曲が好きだった。

残念ながらゲーム内でもBGMのおまけはないんですよね。



主題歌はOPが小林正典さん、EDは神家ロワさんが担当してます。




OPは公式チャンネルにて公開されてます

(スチルバレあり)


EDは切ない曲なんだけど戒援ルートではめちゃ突き刺さったなあ…

OPとED動画はおまけで見る事が出来ます。

ちなみにED歌う神家ロワさんは芹沢朱鷺役もされてます。

あの濃いキャラとEDのギャップ…

残念ながらOPもEDもゲーム内だけみたいで配信とかないんですよね。



おまけについて。

写真(スチル)は大体各グループで平均12枚くらいだったかな?

差分とかいれれば20枚。その組のルートでは埋まらない場合もある。これは回想もそうでした。

回想もありイベントシーンを振り返って見る事が出来ます。

それから用語集と記念品というのがあります。

記念品はバトルに勝って進めてれば全部埋まるはず。

あと好きな音声を登録して聴ける機能とゲームの最初のメニュー画面をカスタマイズ出来る機能があります。

このカスタマイズで好きな背景やキャラをおけたりするのですが1人ボイスと2人掛け合いボイスがあります。ただ1種しかないかな?



システム面は、セーブは30枠くらい、バトルと時間制限ある選択肢以外はセーブ&ロード、クイックセーブ&ロードは可能です。

バトル前はきちんとセーブ出来るように画面が出ます。

選択肢とバトルのテキストゲームなのですが、選択肢は普通の選択肢と時間制限がある選択肢もあります。



システムメニューから履歴で前の会話や履歴からの巻き戻しで戻る事も可能。

選択肢までスキップジャンプ機能あった気がしますが、一度も使わなかったから使い心地は分からないです。目ぱちとかの動きはなし。




​戦闘

戦闘は結構難しめで最初は慣れるまでが大変でした。

言葉を繋げて攻撃したりたまにたまに繋げずに攻撃したりするタイプです。

最初はフリックで画面でやってたんですけど、慣れるとボタンでやった方が早かったけど用語の難易度があがり時間も制限あるので焦ってしまいます。

ただアイテム使う時にシステム画面呼び出すのですがその間は時間が止められるので冷静に考えられる時間は作れるはず(笑)

アイテムは大体用意されてますがアイテムなしで勝てるのは本当に序盤の序盤くらいなのでアイテム使用前提の戦闘ですね。

惜しみなくガンガン使っていった方がいいけどある戦闘だけは使い所を考えないとダメだなってのはありました。

慣れるとそう難しくはないのでこればかりは慣れろとしか言えないですね。

問題は固定が多いのですがたまに入れ替わってたりするので絶対という事はないみたいです。


戦闘事態はかなり多いですがルートによってバラつきもあったり連戦もあったりします。

男性より女性向けめな雰囲気の作品にしては結構ハードな方なんじゃないかな。




​総評

ファミ通レビューはゴールド評価でしたが、私の評価は普通〜ハマったの間でした。

ハマるまではいきませんが面白く良い作品でした。

二周目はこのままこんな感じで進むのかなと思ってましたが中盤から後半はぐいぐいと引き込まれていきました。

ただEDはかなり人を選びそうです。HAPPY END大好きな人にはちょっと向かないかもしれません。

あとCERO Dですが血以外にも生々しい描写が結構あるのでなんでもOKな人じゃないと受け入れ難いかも。

シナリオよりキャラクターが良かったという方が強かったのですが、ストーリーの流れの構成はとても良かったです。

シナリオは最後がルートによってちょっとくどいなと感じたとこもありました。

逆に、え、ここで終わるの?というところもあったりで終盤が少々残念かなというのが目立った気がします。


キャラクターたちがわちゃわちゃした場面もあるのでそういうのが好きという人にはいいかもしれませんね。全てを受け入れられるというの前提だけど。