特にネタが無いので

RCカーの話ではありません。

 

 

私の住んでいる愛知県豊橋市は

愛知県でも東部に有り

 

すぐ隣が静岡県の浜松市と言う場所で

クルマで10分も走れば静岡に突入し

その先5~10分程で「浜名湖」が見えて来ます。

 

そんな感じで

私が卒業した高校にも

お隣の静岡県から通ってる

生徒は無論、教師の方々も沢山居ました。

 

そんな訳で

高校2年~3年の担任の教師も

静岡県の浜松(正確には三ケ日)から

毎日通って来てる先生で...

 

通勤には

愛知県と静岡県の県境にある

「本坂トンネル」っと言うトンネルを通って通ってました。

 

 

この本坂トンネル、今は「新」が有り

・1978年(昭和53年)4月1日 : 開通
・2008年(平成20年)3月31日 : 無料開放

最初は有料で、2008年に無料に成りました。

 

「新トンネル」が有るって事は

「旧トンネル」も有る訳で

 

国道362号、1915年竣工、延長213m

↑との事

 

クネクネとした山道を通って行き

山の途中、申し訳程度に短いトンネルが有り

流石に「旧」だけ有って薄暗い感じのトンネルです。

 

そんな訳で

「新:本坂トンネル」を毎日通って

通勤して来る担任の教師は

たまに授業中とかに本坂トンネルの話をしてくれてたんですが

 

なんの因果なのか?

その担任の教師はお寺の息子でも有りました。

 

その教師曰く

旧:本坂トンネルでは‥‥って感じで

「本坂トンネルの心霊現象」の話もしてました。

 

 

どうやら、その昔(大昔)

静岡県から愛知県にお嫁に来てた女性が居て

 

子供を出産する為、嫁ぎ先の愛知の家から

実家のある静岡まで里帰りする途中

この本坂トンネルの処で滑落事故に有ってしまいます。

 

一晩中、助けを求めて叫び続けるも

山の中腹でだれも通らず....

 

一晩、夜が明けた翌朝

力尽きて声も出なくなった処に

 

本坂トンネルの工事に来た業者が

滑落した女性に気が付く事無く

トンネル工事の為にコンクリートを流してしまい...

 

母子ともに生き埋めに成ってしまった。

 

…との事。

 

そんな訳で

旧:本坂トンネルでは女性の幽霊が現れる

こんなウワサが有ったそうです。

 

チナミニ(補足)

本坂トンネルの通る通りは

「姫街道」と言う街道でもあります。

 

子供が生まれるのを楽しみにしていた女性が

子供を産む事無く、母子ともに生き埋めに成った為

その悔しさから「怨念」が異様に強いとの事、

 

 

旧本坂トンネルで起こる心霊現象としては

 

1)クルマで通過する時、

 ガソリンのメーターが「0」まで下がる

2)トンネルの天井から逆さまに現れる女の幽霊が現れ、

 車のボンネットに乗って来る。

3)赤い着物姿の女性の幽霊が現れる。

4)赤子を抱いた女性の幽霊がトンネルの中に現れる。
 

(1)と(2)の事例に関しては

遭遇するとトンネル通過後の下りカーブで事故こる

↑なんて話もあり。

 

特に(3)と(4)に関しては

生き埋めに成った妊婦の話を裏付けてます。

 

 

そんな塩梅で

毎日、実際に本坂トンネルを通って通勤している

お寺の息子の担任教師に話を聞きました。

 

 

ソレからしばらくし

私も高校を卒業し、自動車の運転免許を取得。

クルマを買ったばかりの頃

 

私が体験した「心霊体験」の話。

 

 

クルマを買った直後の18歳

 

高校の同級生だった仲間達と4人で

深夜のドライブに出かけました。

 

無論、みんな同じ高校の同級生なので

三ケ日坊主教師から「旧:本坂トンネル」の話は

みんな聞いて居ます。

 

誰が言い出したのか?

よく覚えて居ませんが

 

「おぃ!あの本坂トンネルに行ってみようぜ!」

↑こんな話に成って

 

そのまま仲間たちと「旧:本坂トンネル」に向かいました。

 

実はこの当時(昔)

私はモーターサイクルクラブに所属してた為

愛知県側からクネクネ峠道の旧本坂トンネルを通って

反対の静岡県側に出て

新:本坂トンネルを通って戻って来る。

↑バイクで走ると言う「遊び」をしていたので

 若干の土地勘が有りました。

 

この時にも同じように

クネクネ峠の旧道を通って静岡へ出て

新トンネルを通って帰って来る

このルートで行こうと向かいました。

 

 

ただし、

バイクで走る時は昼間ですが

この時、クルマで来たのは深夜です。

 

処が皆で意見を一致したにも関わらず

仲間の1人「Kくん」が異様に取り乱します。

彼は相当な「ビビリ」だったのです。

(↑知ってましたが)

 

終始、後部座席で取り乱すKくんを無視し

どんどん旧道のクネクネ道を登って行きます。

 

流石に「旧道」は普段あまり使われてない為

街路灯も何も無く、真っ暗で

周りの木々もうっそうとしてます。

 

深夜で無くても

あまり気持ちの良い感じではありません。

 

そんな山道をどんどん登って行くクルマ、

後部座席で取り乱すKくん...

 

数分で「旧本坂トンネル」に辿り着きました。

 

流石に深夜に来た事無いので

私も「チョイビビリ」が入って

ヘッドライトの明かりを「Hi」に切り替えました。

 

ゆっくりトンネルの中に進んで行くクルマ

後部座席でさらに取り乱すKくん...

 

この時の私はクルマを買ったばかりで、

当時の昭和のクルマなので

ツルシで買うと「カーオーディオ」とか

洒落たモノは備わって居ません。

 

AMラジオしか無いので

そのままAMラジオを掛けてたんですが...

 

トンネルへ向かう途中、

ラジオの入りが若干悪い感じで

「ガサゴソ」は、言い始めてたんですが

 

トンネルに辿り着き

どんねる内部に進んで行くと

どんどんスピーカーから流れるラジオの音が小さく成り

 

トンネルの中間付近で

完全に無音に成ってしまいます。

 

「アレ?ラジオが鳴らなくなった!」

↑こう、私が言うと....

 

「ギヤァァァァ……ヾ(*`Д´*)ノ"」

 ↑さらに取り乱し、

  ビビり散らかして叫ぶKくん。

 

コレはアレです

担任の教師に聞いた事のある

・ガソリンのメーターが「0」まで下がる

↑コレの応用編です!!

 

「行け!行け!行ってくれ!行って下さい」

↑Kくんがビビリ散らかしてるんで

そのままトンネルを抜け、反対側に出ると

 

AMラジオの音も戻って

また、スピーカーから放送が聞こえて来ました。

 

 

帰りの道中、Kくんは取り乱しながら

「やっぱ!心霊だ!」

「だって!ラジオの音が消えたんだぞ!」

↑半泣きで訴えて来ます。

 

「とりあえず、帰りたい!」

↑こう、懇願するKくん。

 

たぶん、チビってパンツが濡れたんでしょう??

 

 

この時には

半泣きで取り乱すKくんに合わせ

「おぉ!そうだったな!」

「やべぇよ!心霊体験だったよ!」

↑こう言って、彼を自宅に送り届けました。

 

この心霊現象からしばらくし

この時に一緒だったMくんと再会し

話をしてたんですが...

 

「そう言えば、本坂トンネルの時のK」

「アイツには笑ったな!」

こんな話に成り

 

「そうそう!ビビってたな!」

↑っと半笑いのMくん...

 

続けて

「トンネルに入れば、電波が届かなく成って」

「ラジオが入らなく成るなんて当たり前じゃん!」

「アイツ、バカだな!」

↑こう、私が言うと....

 

( ゚Д゚)←こんな顔するMくん

 

「えぇ!アレってマジの心霊じゃ無いのか?」

↑イマサラな事に気が付くMくん。

 

(;´∀`)<ヲィヲィ......))))

(もう1人、バカが居ました)

 

チナミニ、

もう1人の同乗者「Tくん」に確認すると

流石、彼は自動車整備工なんで

「トンネル内は電波が届かない」

↑理解してました。

 

 

そんな訳で

今から40年程前の若かりし頃

私が体験した「心霊体験」の話でした。