マフラー(サイレンサ)の話

 

1本目はハーレー用の45mmで造り

音は良いんだけど、見栄えが悪い(細い)

 

2本目はソレを踏まえ

48mmパイプで作成するも

コレもイマイチ

 

3本目

潰れたトランペットサイレンサーを加工し

テーパータイプを製作。

 

コレはコレで良いんだけど

 

 

テーパーの出口の口径が

丁度、70mmに成ってる。

 

そんな塩梅で

外径70mmのパイプを用意

 

ただし、

エキパイ出口が45mmなので

差し込み部分が内径45mm/外径48mm

 

48mmから70mmに変換する

何らかの仕組みが必要に成る為

 

 

製図用のCADで図面を書いて

 

 

こんな型紙を作成

 

 

コレを丸めると

 

 

こんな円錐形に成り

細い方が48mmのパイプにピタリで

 

 

 

太い方は70mmにピタリ

 

この円錐の型紙を

鉄板に写し

切り出して丸めると

 

 

こんな円錐形変換パイプが出来上がる。

 

って簡単に書きましたが

1.6mm厚の鉄板を

丸く丸めるのは容易では無い。

 

(汗

 

 

 

車体に宛がいつつ

慎重に角度と向きを合わせ

48mm→70mm変換サイレンサーを作成

 

 

 

耐熱塗料で塗装

 

 

そして

 

 

当然、

インナーバッフルを製作

 

70mmパイプに収まる様

外径65mmパイプに

 

 

外径30mmパイプを溶接

 

見た目70mmだけど

中身出口は30mmって塩梅。

 

 

 

もう1丁

 

 

コチラは外径65mmで

中身は48mmの段付き

 

 

 

溶接で組立てる順を間違え

最初の構想と違うモノが出来てしまった。

 

 

 

中にこんな風に

市販のインナーサイレンサ―が入ります。

 

 

 

 

70mmサイレンサー本体と

インナーバッフルが2種類

固定用ブラケットを造って

4本目のサイレンサーが完成。

 

 

チナミニ

 

 

重量はこんな感じ

 

 

 

車体に取り付けてみる。

 

チョイ、長すぎ感が有るけど

実際に乗って行って

遠巻きに見て長さを決めます。

 

長い物はカットすれば短く出来るけど

短い物を引っ張っても長く成らない

 

 

 

今回は

インナーバッフルを2個造ったので

 

 

音量計を用意

 

 

 

何もしてない

作業場の静音時の音量。

 

 

 

 

アイドリング時

 

 

 

約4000回転時

 

片手で騒音計を持って

片手でスロットル回すと

騒音計の目盛のカメラ撮影が出来ない

(手が足らない)

 

 

そんで

2種類のインナーバッフルなのですが

 

ビックリしたのは

音量は全く変わらず

(どちらも99デシベル以下)

 

ただし

二重構造の方は音が籠ってる様な感じで

単純構造の方が歯切れがいい感じ

 

音量が同じならば

単純構造のバッフルで良いんで無いか?

ソッチの方が軽量ですし。

 

 

いかんせん

音量(デシベル)は

バッフルの構造や長さってよりも

出口の口径が結構重要だと言う事が判明。