MXTVという東京ローカル局にて『ジャパンドキュメントセレクション』とい番組が始まりました。
今回で2回目の放送でした。
内容は『復興の狭間で~神戸まちづくりの教訓』というタイトルで、1995年に震災に遭ってしまった神戸の街に今起きている『復興災害』と、それを感じ知った気仙沼の方々双方の『これから』を追ったドキュメントです。
今迄あまり社会的な内容を書く事がなかったブログですが、これは本当に驚愕しまして。
血の気が引く感覚を久しぶりに感じましたよ。
なので数少なかろうが少しでも皆さんに伝わればという思いでこの記事を書きます。
あえて一言で言えば『引く』状況。
ワタシは正直、神戸の街はすごく綺麗になってよかったなぁと思っていました。
でもそれは『建物を建てた』『道路を舗装した』というだけの事なんだなと、街の風景を見た瞬間思いました。
取り上げられたのは神戸市長田区の大正筋商店街です。
再開発により、おなじみさんだった店舗同士はバラバラになり、今迄の人の流れが散ってしまった。
家賃と同じくらいの管理費。
きっとほぼ全ての店舗が借金を支払いながら商売をしていたと思われます。
そしてお店が潰れていって、シャッターだらけの商店街になり、用が済まない商店街に人は来なくなってしまっている状況みたいです。
テナントは約50%が空きとの事。
これを『復興災害』というんですって。
初めて聞いた。ワタシが無知なだけかもしれません。
ワタシがイマイチ理解し難い会見の映像がありました。
それは、市民と役所の話し合いが全くなされず復興に着手したという件の部分。
住民は再開発に対して反対運動をしていたのにも関わらず、話し合いの場さえ無かったみたいです。
役人の小川卓海さんの当時の会見。
『「震災後2ヶ月も経っているじゃないか、早く復興しろ」というのが市民の多数の意見であるという観点から意見の決定があった』
『時間がなかったので住民の皆さんに情報を十分に伝える事ができなかった』
神戸市の時間の概念がよくわからない表現をしていて、矛盾しているなと思いました。
そういう声が2ヶ月後に立つ以前に、2ヶ月間で役人は何をしていたのかとか、時間がないから伝えずやりますという焦った感じでやっていいものかどうかくらい判断できなかったのかとか、色々気に触るものの言い方をしています。
神戸市の市長、矢田立郎市長の会見では、『再開発は振り返って正しかったか?』という問いに右頬の筋肉を苛立ちの影響で痙攣させながら『正しかった』と言います。
『街を再生させなければいけないから再開発をした』と言っています。
ワタシは『再生』と『再開発』は意味が違うと思いました。
かかる費用を市は回収したいのでしょうけれど、震災前の利益と見合わない街をつくる事で住民への負担が大きくなるのは見えている事で、その影響で商売をしている側にとってはやっていけない状況に追い込まれ、例えばチェーン店は利益率が悪ければすぐに閉店の判断をできますが、地元で長年個人で商売をしてきた方々は、ダイレクトな生活がかかっている訳ですから、チェーン店の様にはいかない訳で、1度たたんでしまった個人商店を再び出店するのは不可能に近い環境に陥るわけで、その商店街は廃れてしまう…と、過去の数字を参考にした結果が見える部分を全く話し合わなかった事で、バランスの取れない街になってしまった今、『正しかった』と言えるというのはどうか…まぁでも市長ですからやっちまった事に対して引っ込みがつかないし市長だしなかなか頭下げられないのも理解します。
『誰が悪い』とかそんな事ではなく、この状態を打開する為に市は考えを改めないと、このままだと長田区自体が、商店街に商店が0軒という事にもなってしまうんじゃないかというくらい、この街並はゾッとしてしまいました。
後ほど画像をうpします。
どうしたらいいかという点についてワタシなりの考えですが、17年経ってこの状態なのですから、家賃、管理費、PR、条件など、根本的な所から全てを見直さないとどうしようもないと思います。
街興し用の鉄人28号はとても魅力的ですが、観にきた人達は鉄人の側にある商店街が昼も夕方もシャッターが閉まっている状況を見て『見てみようか』とは思わないと思いますし、『鉄人観たし別の所行こう』と離れてしまうと思います。
折角造った鉄人も、効果的に使えていないという事になってしまいます。
神戸市には、市民の方々の現状に少しでも寄った目線での色々な見直しを願います。
気仙沼の方々は、気仙沼らしい復興ができる様、部外者ですが祈っております。
首都直下型地震がいずれ来るとの事ですので、ワタシも明日は我が身と今回かなり重く感じました。
綺麗になった街の、道の広い商店街には、ごった返す人の活気とお金が似合うのにな。
jun
↓大正筋商店街(TV写メでスマソ)











