トミーテック 鉄道コレクション 事業者限定品 東急電鉄3450形2両セットC 入線【鉄道模型】 | 毎日書かない業務日報

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電車市場Eモール本店(総合車両製作所:旧東急車輛製造の通信販売部門)から 
宅急便コンパクト(?)が到着しました。 
宅急便コンパクトは一定数の利用があると同じ規格の専用箱を私製してよいことになっていますが 
総合車両製作所というか 
電車市場らしいパッケージデザインになっていますね(≧∇≦)b 
 
 
取り敢えず開披しました。 
トミーテック 鉄道コレクション 事業者限定品 東急電鉄3450形 2両セットC 
でした。 

 
今回は2両セットCということで 
片運転台のデハ3450形川崎造船所(製造当時)仕様が奇数向き偶数向きで前後に編成された陣容になっています。 
開業時の田園都市線では全電動車もしくはMT比4M1Tの5両編成で使用されていました。 
 

   

すなわち 

この2両編成◇CM+MC◇に
←二子玉川◇CM+◇(C)M+TC→鷺沼か 
◇CM+T(C)+MC◇(※◇はパンタグラフの有る無しと向き)の基本3両編成が組み合わさった5両編成になるわけで 
2両編成は鷺沼以西の分割運用に用いられていたようです。 
1976年ごろの田園都市線予備車編成のような扱いですかね(´σ`) 
 
 
予備車編成と記述しましたが 
実際には頻繁に編成変えが行われていて 
また運用末期は目蒲・池上両線で使用され 
下り方にクハ3670形・3770形・3850形を連結したMMTまたは 
中間にサハ3360形・3370形を挟んだMTMの3両編成となっていました。 
尤も東急では奇数向きの制御車TCも少なかったこともありましたが 
本形式は車両番号とはほとんど関係なく 
両運転台・片運転台、貫通・非貫通、貫通扉、客扉、尾灯、床下機器配置、向きなど様々な差異があり 
細かく見ていけば同じ形態のものは二つとないとされます。
実際1985年の『鉄道ピクトリアル』(電気車研究会)の増刊をはじめ 
複数の愛好者がそれぞれ独自の視点で50両全車の形態分類を実施しているくらいです。 
このような無秩序な形態の差異は 
かつて元住吉検車区構内に転車台が存在し 
車輪の片減り防止のためしばしば方向転換を行っていたこと 
前面貫通化改造などが各車の使用実態に応じて行われたこと 
更新改造の順序が車両番号と順不同で行われ 
50両全車を8年程度の長期に渡って更新したうえ 
年を追って更新内容が変化したこと 
などがあげられます。
その他にも中には 
戦災復旧車や事故復旧車 
はたまた旧3000系列電車最後の新製車であるクハ3850形辺りとの編成 

もあったようですね。 
ただボク自身は特定の編成にする予定はありませんので 
他の鉄コレ東急旧3000系列と適宜組み合わせて遊ぶつもりです(笑)
 

この3450形はセットCと記載があるように 
他にはセット 

やセットBもありました。 
セットBは残念乍らご縁が中々無いのですが 
手に入れられたら欲しいですね…φ(..)メモメモ 
 
 
仲間の旧3000系列が譲渡されたり代替されたりしていく中 
この3450形は中々長寿な電車で
5200形や6000系以降の 
東急ご自慢のステンレス製電車が走り回っていた時代でも主力として使われていました。 

 
50両ものひとつの形式としての運用は戦前の日本国内でも稀有な存在で 
未だに破られていない記録なんだとか。 
仲間の戦後の混乱期に増備された 
運輸省規格型電車3700形は全車揃って名古屋鉄道に譲渡されてしまっていましたし 
3600形は戦災復旧車が大半で 
これらは戦後のお粗末な材質が災いして耐久消費財としての寿命が短かったり 
再利用した台枠に問題があったり 
流用元の台車と電動機が汎用性のあるモノじゃなかったりしたので 
淘汰が早まったのだそうです。 
 
 
鉄道事業者各社に於ける運用実態は様々で 
各社ごとに色々な考えで車輛運用がなされているわけですが 
一度に50両もの車輛を導入したことで 
安定的な部品の確保も出来ていて幅広い運用に特化した3450形という電車(というかこの文脈デハ東急電鉄という会社ですが)は 
やはり偉大なんじゃないかなぁと思います。