拙宅の自室という名の魔窟から
KATO 10-1389 165系 急行「アルプス」8両セット
が発掘されました。
オーサカ在住時代の幼少のみぎりに
父親が長期の出張などで首都圏に来る用事があると
母親の実家が武蔵境にあるために親子共々武蔵境へ来ていたので
この頃の165系を使った急行列車には特段の思い入れがあります。
当時の武蔵境駅は今と違って地上線駅で
多摩川の砂利採取のために割と広い車輛の留置線があり
そこに出入りする貨物列車や西武多摩川線の貨物や列車
はたまた多摩川線車輛の交換の受け渡しなどのためにポイントレールが東京方の東側にありました。
スグ東側に踏切があり踏切の北側には保線区の引き込み線もひかえていて
東京方から下り列車が進入してくると凄まじい列車の通過音で物凄かった事を思い出しました。
今は歩行者専用道路(?)になっている南東側の線路際の道路には
夕方になるとタクシーが列を成して並び
まだ独身だった叔父や伯父に抱っこされてタクシーと鉄路柵の隙間から走りゆく列車を見送っていたものです。
そんな中
東京方にクハ165が2両連なる黄かん色と緑色の列車には強い関心があった様で
今にして思えば急行「アルプス」と東京方に併結していた急行「こまがね」の堂々たる12両編成だったのかと
先に記述していた下の列車車輛の解説を読み返し乍ら思い出した次第です。
さて
国鉄時代の165系で運行される急行の中で有名な列車の一つと云えば急行列車「アルプス」です。
中央東線における急行列車の代名詞とも言えるでしょう。
国鉄時代の急行全盛期にはサロとサハシを連結して
ビュッフェ車のサハシでは軽食のほかに信州そば等が提供されていました。
途中駅まで飯田線直通の「こまがね」や身延線直通の「みのぶ」との分割・併合運転も行われ
また下りの夜行アルプスでは荷物電車との併結や
大糸線内では霜取りパンタを掲げた2丁パンタグラフのクモヤ90を先頭に連結した編成など
興味深い運用が数多く見られました。
先行して発売された〈165系急行「こまがね」〉との併結により新宿口で見られた12両編成が完成します。
また同時発売された〈急行「アルプス」用 事業用車セット〉と併せることで新宿~松本間の荷物電車との併結や
先頭にクモヤ90を連結した大糸線の初電を兼ねた運転を再現することができます。
現在のようにトラック輸送が盛んでなかった1975(昭和50)年前後は鉄道輸送への依存度が高く
現在のようにトラック輸送が盛んでなかった1975(昭和50)年前後は鉄道輸送への依存度が高く
夜行「アルプス」も新聞を始めとした地方への荷物輸送の役割を担っており
165系の後部にクモニ83を併結して運用 していました。
またこの列車は翌朝の大糸線初電も兼ねていたため
冬場には凍結した架線の霜取りを目的に霜取りパンタを掲げたクモヤ90を先頭に連結して終点の南小谷を目指すという光景が見られました。
そんな現代の鉄道シーンでは見られない急行列車の運用をNゲージの世界で楽しめるセットが用意されたと思います。
余談乍らこの〈急行「アルプス」用 事業用車 セット〉は
同時発売のこの165系「アルプス」と併結してバラエティに富んだ「アルプス」編成を楽しむことができるほか
既存のクモニ83800番台やクモユニ82800番台と組み合わせて荷物列車や
101系800番台・115系800番台との併結列車の再現も可能です。
既存のクモニ83800、クモヤ90とは異なるプロトタイプの車両を新規製作されています。
既存製品を持っている方にもおすすめのセットだと思います。




