年度末に長期お休みをいただき

海外へ行ってきました

 

1週間、家を空けるにあたって

一番気がかりだったのは

母親のことです

 

ほとんど毎日、実家に行き

食事や洗濯、掃除や傷の手当など

サポートをしていますが

自分の身の回りのことは

何とか時間をかけて自分で行っています


周りから見たら、

よくひとりで暮らしているなぁ~と

思われるような状態です

 

旅行中は

妹が「自分が全部やるから大丈夫!」

「楽しんできて」と言ってくれたので

甘えるつもりでいましたが

自宅から少し距離があるし

仕事もしているので

自分だけ楽しんで

少し心苦しい気持ちがありました

 

迷った挙句

思い切って、母に

ショートステイの話をしてみた

 

元々「施設に入るのは絶対イヤ!」と

この部分に関しては強い意志を持っている母なので

答えはわかっていたのですが

案の定、拒まれました

 

一度だけ言ってだめならしょうがないと

思っていたので

妹に甘える決意をしたのですが・・・

 

母は一晩考えてくれたようで

週2回通っているデイサービスと

ショートステイが同じ施設ということもあり

デイサービスに行った際に

自らスタッフに事情を話し

施設を見学させてもらったそうです

 

ビックリしました

 

普段はひ弱に見える母ですが

実は頑固で、いざとなると強い一面が顔を出します

 

これも私のことを思っての事でしょう

 

スタッフの方々も

「待っているから絶対来てね」とおっしゃってくれたらしく

スタッフの言葉が母を決断させてくれました

 

荷物に名前を付けたり

持ち物リストを作ったりなどの手間はありましたが

日中も必ずスタッフがいる環境にいることで

安心して旅行を楽しむことができました

 

間で妹が様子を見に行ってくれたのですが

会うことはできなかったそうですが

 

相変わらずスタッフに遠慮をしているようでした

また、「娘さんたちにも気を遣っているようです」

と言われたそうで

「やっぱりそうだったかぁ~!」

少し心が痛みました

 

それを自分の心に留めることなく

他人に話すことができるのが

母のいいところなのかもしれません

訪問リハビリのPTさんにも

いつもお話を色々しているようです

 

旅から戻り

母からショートステイの様子を聞きました

 

体操の時間に

いつも私と一緒にやっていた体操を

思い出しながら動いていたら

スタッフに動きがよいですねと

とても褒められたのは嬉しかったけど

他の利用者の方が妬み

少し意地悪をされたと話していました

 

母が93歳ですが病気もあり

体は不自由な部分が多いですが

頭はしっかりしているので

大サービスでも褒められることが多く

スタッフの方にも大変よくして頂いています

 

母にとって

他人から認められることが

自己肯定感、やる気に繋がっていると思うので

自宅に独りでいるより

週2回のデイサービスは

今では母にとっても必須のものとなっています

 

『施設には絶対入らない』という

母の意志は尊重し

最後まで自宅で面倒を見る覚悟はしています

でも、あまり抱えすぎず

たまには今回のように息抜きしながら

周りの人に助けてもらいながら

自分自身が健康で活き活きとしていることが

大事だとあらためて感じました

 

今回、息子家族と1週間共に過ごすことができ

とても幸せでした

やはり独りは寂しいです

自分のお客様も

ボソッとそうおっしゃる方がいます

だから教室に来るのが楽しみだと

 

週に一回はじっくり母と話す時間も

作れるようにしたいと思います