自粛期間中の事 ~母の介護 その①~

のつづき

 

母は3週間の入院で痛みもなくなり

パンパンだった右脚はすっきりしましたが

ペラペラだった薄い皮膚が厚く固くなった感じでした

 

以前から下腿は触れると痛がったので

マッサージをしてあげることもできませんでしたが

右脚の皮膚感覚が鈍っているのか

シャワーを浴びた後に三浦栄紀先生の美温活リンパストレッチで教わった

足指や下腿のマッサージをしてあげるととても気持がよいと喜んでくれて

翌日も体操よりマッサージをしてほしいと自分から要求してきました

 

自分から何かをしてほしいという母ではないのですが・・・

余程気持ちよかったのでしょう

 

入院中にリハビリをして下さっていたおかげで

寝たきりの状態にならずにすみましたが

最初のころは一人でできないことがたくさんありました

 

少しずつ見守りながら出来そうなことはやってもらうようにしていきました

 

体操も色々工夫しながら行うようにしています

https://www.youtube.com/watch?v=Y5lJfaa5WZ0&t=32s

 

OKC(open kineticchain) 開放運動連鎖

 手先や足先が固定されておらず自由に遠位の関節を動かすことが出来る運動の組み合わせ

 

 特定の筋肉や関節をターゲットにしてリハビリやトレーニングを行うことには優れているが

人間は地面に足をついて生活をするため身体機能の改善には直接的に結びつかない

 

日常生活にもつながる機能的な動きが必要なので

少しずつ立位でつま先上げやかかと上げ、もも上げも取り入れています

座位にて後傾した骨盤を自力で立てることがまだ難しい状態なので

上肢に頼ってしまっていますが、動きはだいぶスムースになりました

 

CKC(closed kinetic chain)閉鎖運動連鎖

 身体も末端部分が床などに接した状態で固定されたもの

 

緊急事態宣言後、新型コロナ感染を警戒して外に出なかったことが

大きな反省点でしたので外へも出るようにしています


こんなこともやってみました

 

足の指も開くことは意識して自分でやっていますが

握るのが出来ていなかったので

私が使っていたフロッグハンド(リングタイプ)をを使ってみたら

重なっていた小指と薬指が開くようになり

左足指はうまく握れるようになりました

 

親指で挟んでちょっとだけ持ち上げることも・・・

 

 


触覚ボールで足裏を刺激したり

動かすことで股関節を受動的に動かしてみたり

色々チャレンジしています

 

週に2~3回シャワーを浴び洗髪を手伝っていましたが

1週間前から自分でシャワーもできるようになり

今では毎日一人で汗を流せさっぱりしています

 

90歳の母

本当に尊敬します

 

今までにも何度も入院を経験し要介護4まで行ったこともありますが

必ず自立できるまでに回復してきた母

 

来月からは私も通常通りの仕事になる予定なので

今のうちにできるようにしておかなきゃと思って

頑張っているのだと感じます

また無理をしすぎないように

 

今では私も毎日、実家に行くことが習慣となりました

長い時間母と過ごすことで気づけたこともたくさんありました

 

また、実家の近所には親世代を介護する同世代がいて

そんな方々にも支えられています

今朝もそんなご近所さんと立ち話をしてきました

 

そんな一番身近な地域でできることを今少しずつ取り組んでいきたいと思っています

 

母は「いつも迷惑をかけて悪いね」と言います

 

私は母がいてくれるから頑張れるんだよと伝えます

 

子どもが巣立って一人暮らしの私にとっても

母はとても必要な存在なのです

いてくれるだけでいいんです