ブログを書くのが久しぶりになりました。

 

大神神社参拝セミナーに向けて

 

絶賛準備中です。

 

昨日、下見にお参りしてます。

 

 

大神神社には三島由紀夫氏の「清明」の文字が書かれた石碑があります。

 

三島氏の最後の作品「豊饒(ほうじょう)の海」では、重要な場面の舞台に奈良が選ばれました。

 

三島氏は執筆のために何度も奈良に足を運び、神社や寺を訪ね、取材を重ねたそう。

 

以下は三島氏が大神神社の宮司にあてたメッセージ。

 

「東京の日常はあまりに神から遠い生活でありますから、日本の最も古い神のおそばへ近寄ることは、一種の畏れなしにはできぬと思ってをりましたが、畏れと共に、すがすがしい浄化を与へられましたことは、洵(まこと)にはかり知れぬ神のお恵みであつたと思ひます」

 

4巻からなる「豊饒の海」は、輪廻転生をテーマに紡がれます。

 

  ※

 

輪廻転生はどちらかと言えば仏教の言葉ですが、三島氏はその現れを大神神社を舞台に描きました。

  

大神神社の祭神のオオモノヌシの「モノ」とは「見えない霊魂の世界」を意味します。

 

霊魂ってなんぞや?

 

一言でいえば「記憶」です。

 

我々は、ご先祖様とか、親などから、何らかの記憶を受け継ぎながら生きてます。

 

誰かから記憶を受け継いで、

色んな思い出を積み重ねて、

バトンを渡していく。

 

人生はその旅路です。

 

良き思い出も、悪い思い出も、

神なる記憶として

鎮魂されていきますように。

 

大神神社のイベントまで残り11日。