旧暦10月になると全国の神さまが海路で出雲にやってきて、人々の縁を決める大会議を行います。
その際の上陸地点となっているのが、この「稲佐の浜」
現在でもその伝説は「神迎え神事」として受け継がれ、旧暦10月10日の夜(平成28年は11月9日になります)、浜にかがり火をたいて神さまをお迎えします。
現在でもその伝説は「神迎え神事」として受け継がれ、旧暦10月10日の夜(平成28年は11月9日になります)、浜にかがり火をたいて神さまをお迎えします。
稲佐の浜は神さまたちが集まる場所であると同時に「国譲り神話」の舞台にもなっています。
国譲り神話とは、地上を統治していた大国主命(おおくにぬしのみこと)が、神々の住む高天原(たかまがはら)からの使者を稲佐の浜で迎え、最終的に国を譲り渡す決定をした出来事のこと。
稲佐の浜から歩いて5分ほどのところにある「屏風岩(びょうぶいわ)」はその話し合いが行われた場所。
稲佐の浜から歩いて5分ほどのところにある「屏風岩(びょうぶいわ)」はその話し合いが行われた場所。
この岩を背にして、高天原から派遣された武甕槌神(たけみかづちのかみ)と大国主命が国譲りの論議をしたと伝えられています。
稲佐浜とは
いな→否
さ→そう!
の意味で神意を問う場所なのです。