私もちこ店長も東京に一週間近く連続で滞在したのは人生初でした。
「はじまり」の時は膨大にエネルギーがかかるもので、
「一生忘れない」と思える程、濃密な時間でした。
滞在期間の中で感じたことは色々あるのですが、その中の一つを記します。
前から、薄々感じていて、今回、ハッキリと体感したのは、
「東京には、大阪にいないタイプの人間がいる」ということ。
これは、良い意味でも、悪い意味でも無いです。
決して「大阪人の方が上」とか言いたいわけではありません。
その上で、その違いを一言でいえば
東京人→ロマンティスト
大阪人→リアリスト
という感じです。
「東京人」とザックリまとめましたが、東京にもいろんな方がいることは理解しています。
もちろん、大阪にもいろんなタイプの人がいます。
そのことを理解した上で、全体的な風土的気質のことを記してます。
風土的気質を作り出す力のことを、神道の言葉では産土力(うぶすなりき)といいます。
その土地の人の性格を作る磁場的なエネルギーです。
東京には、明らかに大阪にはいないタイプのロマンティストがいると感じました。
ロマンティストというか「ドラマティスト」と言った方が私としてはしっくりきます。
表現全体が、演技(ドラマ)がかってるてるというか。
例えば、夫婦関係一つとっても、ドラマで演じられるような理想的な夫婦をあえて演じてるような。
自己啓発セミナーも、あえて感動的な場面を作りに行ってるような。
大阪には「ボケ」→「ツッコミ」という文化がありますが、
大阪的には「そら、無いわ!(笑)」とツッコミたくなるんですね。
何度も申しますが、これは批判しているわけでは無いです。
文化の違い。風土の違いです。
良い部分でいえば、東京の方が、自己実現を求めたり、夢を追いかける方は圧倒的に多いと思います。
大阪人の挨拶に
Aさん
「もうかりまっか?(最近、儲かってますか?)」
Bさん
「ぼちぼちでんな(良くもなく、悪くもなくですわ)」
というものがあると言われてます。
実際、大阪に住んでる者としては、
「そんな大阪人おらんわ!」と言いたくもなるのですが、あながち100%嘘でも無い。
大阪人は、常に現実をシビアに見ているところがあるとは思います。
だから、地に足がつかない宗教や精神世界は流行りにくいんです。
何度も言いますが、これは、長所でも短所でもありません。
これが品下ると、舞台が大阪のドラマ「白い巨塔」に出てくるような、セコくて、ゲスイ、人間になってしまいます。
実際に、ああいう人はいると思います。
言いたいことは、
東京ロマンティストと大阪リアリストのよい部分は統合して行くことが大事
ってことです。
ロマン(理想)だけみていても、地に足つかない感じになりますし、
リアル(現実)だけみてみても、人生に面白みや楽しみがなくなります。
今、目の前の現状をしっかりと把握しながら、
高い理想を掲げて、現実を変えていくことが大事。
北極流の教えも、
かなりぶっ飛んだスピリチュアルでありながら、
日常生活に根差した、地に足ついたものだと考えています。