誰もが希望をもてないでいた。


負け続きで、


“勝てる”なんて夢にも思えなかった。



“どうせ、今年もダメでしょ”


本人達もそう思ってるし、周りもそう思っていた。



けれども、“あの人”が来てから変わった。



あの人がただ“いる”だけで、チームの空気は一変する。



結果を残すだけはない。


どんなに苦しい時も、


しんどい時も、


それを表情には出さなかった。



だって、あの人が暗かったら、ムードが悪くなるから。



あの人もその役割を知ってか知らずか、


常に明るく振る舞い続けた。



そして、部下や後輩に対して、


仕事に対する姿勢を見せつづけた。


いつも、真剣勝負だった。


その姿勢は、


チームに希望をもたらし、


その“歴史”を塗り替えていった。


彼は、その数字以上の、


目に見えない大きな良い影響を残す人。



  ※  ※  ※



金本選手はそんな人でした。


お疲れ様でした。