行天


「どうして楽になっちゃいけないんだ。


 あんたは、生きていればいつまでもチャンスはあるって言ったじゃないか。


 あれは嘘か。口からでまかせを言っただけだったのか?」



多田


「俺だって許されたいし、彼女を許したい。


 忘れるものなら、忘れてしまいたい。


 ……でも無理だ」


「まほろ駅前多田便利軒」より


まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)/文藝春秋
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久しぶりに読んだ小説です。


過去を許せない男の物語。


瑛太さんと松田龍平さんで映画化もされています。



過去を許せていないから、


すべての行いは「償い」になってしまうのです。



※  ※  ※



「自分が許せない」


「誰かが許せない」



生きていれば、許せない出来事があります。



恋愛や結婚においては


自分の過ちや相手の過ちが許せないことがあります。



でも、「許せない」と言って


ずっと後悔をしたり、


誰かを責めている時は、


なかなか運は開けません。



只今、大事なことが見えなくなり、


新たな出会いを見失ってしまいます。



全ては、許すことから始まるのです。




羽賀ヒカル