東京行きの新幹線の中で知った
小林正観さんの訃報。
その著作は私もほとんど読んでおりました。
直接、お会いしたのは、
3年前に講演会に行かせていただいただけですが、
なんともいえない思いになりました。
掃除(そ)・笑い(わ)・感謝(か)
「き」=“競わない”、「く」=“比べない”、「あ」=“争わない”。
日常生活・言葉
……
正観さんが伝えてきたことは、
古来から日本人が大切にしてきたことで
かつ、
今、忘れられつつあるもののような気がします。
多くの人が迷い、不安を感じるこの世の中で
正観さんの残した功績はあまりに大きく、
この後も影響を与え続けるのだと思います。
小林正観
【暦】
1948年11月9日(62歳)
日:戊戌(35)
月:癸亥(60)
年:戊子(25)
貫馳
調車司
貴司庫
運の本番は50歳から。
それまでも良いのですが、
50~60歳が本格的に天からの「役割」を授かり動き出す時期。
本が次々と出版されて、
講演活動で全国を渡り歩いていた時です。
ココロの風景は「流星」。
その生命を燃やすようにして、
天を照らす一瞬の光。
その閃光(ひかり)は瞬(まばた)きもしないうちに消えてしまいます。
全国を渡り歩き、
現れて語りては、
煌(きらめ)いて、
人々のココロを照らし、
一瞬で消えていく。
その教えを伝えることに、
その生涯を懸けた正観さん。
流星の如く駆け抜けた62年だったのだと思います。
正観さんの本から一部抜粋いたします。
※ ※ ※
いま、宇宙は滅茶苦茶に暗い状態なのかもしれません。
けれども、ありとあらゆる天体に、感謝する生物を創っていったら、
何千億年・何兆年かけて、宇宙全体がものすごく、
煌(きら)びやかに光るようになるかもしれません。
神様はありとあらゆる天体の上に、
ありがとうと感謝する生物をばらまいて、
宇宙を光で満たしたいのではないでしょうか?
私たちの人生は
自分がどこまで駆け上がるかとか、
どれほど成功するか、
売上を伸ばすかではないようです。
私たちは、生命、肉体を持っているあいだに、
いかに光を発していくか、神様に問われているのではないでしょうか?
「世の中を
暗い暗いと嘆くより
自ら光って
その闇照らせ」
小林正観 ~ 笑顔で 光って 輝いて ~ より
※ ※ ※
夜空を見上げて、
この文を読むと、
胸にくるものがありますね。
これからもこの宇宙を照らし続けていくのだと思います。
小林正観さんのご冥福をお祈りします。
羽賀ヒカル