最近、中間層の個人所得を上げるための再分配の政策の話が出ている。
コロナもあって個人消費も少なくなり、将来の不安の為に
みんなが貯蓄しているので、経済もなかなか回復しないとも聞く。
個人消費を増やすためには、将来の不安を減らす為に
年金制度、医療、学校などの負担や制度の仕組みを
変えるべきだと言う話も理解はできる。
ただなぜか個人的には、
果たしてそれが本当に一番の問題なのかなと思ってしまう。
単純に日本の社会自体がそれぞれの戦略の目標を失って、
経済が成り立ちにくくなっているだけじゃないのかと。
コロナで飲食業が危機だとか、そういうことだけではなく、
もっと根本的な事。
日本が経済的にも産業的にも世界トップだと言われていた時代と
比べて、今は活気が違い過ぎる。
恐らくあの頃、自動車産業や家電産業、コンピュータ産業初期での
日本の社会は、それぞれの未来を見据えた戦略の目標が
はっきりしていたのだと思う。
では、GAFAや中国に産業を大幅に先を越された今、
日本は何を未来を見据えた目標にすればいいのだろう。
GAFAを見れば何となく解る。恐らく二番煎じでは駄目なのだろう。
将来、世界に先んじて勝てる産業やわかりやすい大きな目標。
そこを考えるのが政治家の役割ではないだろうか。
いや決して二番煎じは駄目だ。
昔、どこかの国が言った様な、
世界で一番最初に月に足を踏み入れよう。
そんな解りやすい国家目標。(大げさだけど。)
ふと、お隣の韓国を見るとその点、
素人目に見ても非常に頭が良いなと感じることがある。
まずは解りやすい、
GAFAの聖域を避けたサムスンやLGの低価格帯での
スマホ販売の世界戦略。
本来日本が得意にしていたやり方のはず。
しかしこの分野では圧勝しており、二番煎じではない。
その一方で、更に韓国の感心する事は、
いずれ産業が衰退していく国々は大抵、
観光産業に移行していく傾向にある中で、
すでに韓国はその分野にも戦略を持っている感がある。
スポーツ強化やエンタテーメント分野での強化という国家戦略だ。
国のブランド強化にも成功している。
これの一番凄いところは国家が主導している事。
やはり国家の目標が非常に大事なのではないだろうか。
じゃあ日本はどうだろうか。
スマートシティ?解りにくい、解りにくい。
IT普及?浅い、浅い。
もっと未来を見たほうが良い。
そしてもっと解りやすく、
皆がベクトルを向けやすい大きな目標を政治が主導して欲しい。
誰もが分り切ったことかもしれないが、ふと思ったので書いた。