小学校5年ぐらいだったと思う。

大阪の梅田にあった映画館(もちろん劇場など覚えていない)

そこで初めて見た映画。

 

「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」

 

あの映画を見て本気で歌手になろうと思った。

 

今でこそそんな事もネタにしてに出せるが、

馬鹿にされるのが分かっていたので決して口に出さなかった。

 

映画の中で一人のアイドルが、

宇宙での異人類との戦いでミサイルが飛び交う中、

敵の戦闘意欲を失わせるために

母艦の真ん中に備え付けられたステージで

スタンドマイクで熱唱するのだ。

 

敵は潜在意識の中に歌という文化を思い出し

何故か戦闘意欲を失くしていく。

 

私は本気でそれに憧れた。

歌が地球を、平和な世界を救うのだ。

 

そんな事があるわけがない。

小学生でも理屈ではわかっていた。

でもそのロマンに憧れた。

 

歌が何かを救うのだと。

ならば歌手になりたいと。

 

それから現在に至るまで、

その記憶が自分を縛っている。