告げられた残り時間は
あまりにも短かった
長くて100年
そんな短い間であれしろこれしろって
無理があるよ
「限られた命」だとか「たった一瞬の時」とかいうなら
その「命」を、「時」を自由に使わせてくれよ
自分なりに満足して逝くからさ
まだ何をしていいかわからないけど
何をしろとも言われたくない
なんでも自分でしたいんだ
自己中心的?
大いに結構だ
これ以上、自分を押さえたら
いつか取り返しがつかなくなる
それこそ誰かを巻き込んでしまう
……
「孤立」するんじゃない
既製品ばかりの世の中から
「独立」したいんだ
「一匹狼」とか「孤高の戦士」とかそんなかっこいいもんじゃないさ
ただ自分だけの「時」が欲しいんだ
自由の女神だってまだ「自由」じゃない
海の真ん中にほったらかされて
あげくのはてにはまだ足枷の残骸がついている
自分には「不自由のほうが楽だった」って言ってるようで仕方がない
そんな女神に言いたいことがある
「自由ってのは掲げるものでも、自慢するものでもない。この世の中、不自由のほうが難しい。どんな時代を生きたか知らないけど。僕は今が好きでも嫌いでもない。自由だけが全てじゃないからね。」
きっと女神は言うだろう
「私の時代は自由などなかった」と
じゃあ
「単純な世界だったん だね」
女神は笑っていた