09/23 乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 ~中国シリーズ~(@ 倉敷) | ふたつでじゅうぶんですよ

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アイドルとダムと炭水化物。ライヴは見るより参加したい。

 乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016 ~中国シリーズ~(@ 倉敷市民会館)に参加してきました。中国シリーズの2日目ですね。もともと木曜日と金曜日は仕事だし、和田まあや氏の凱旋公演である1日目だけ参加すればいいや、って思ってたのですが。どうしてこうなった。

 

 MCのコーナーでの鈴木絢音氏。アンダーライブのテーマである「表現する」についてみんなで話している中、アンダーライブに向けて練習しているときのことを話してくれました。

 

「ダンスの先生に『ダンス好き?』と聞かれて、嫌いって答えたんですよ」

 

想定外の彼女の回答に驚き、若干のショックを受けていると、続けてこう語りました。

 

「私は完全なもの完璧が好きなんです。だから、不完全なものは嫌いなんです。ダンスって、どんなに頑張っても完全なものにはならなくて、不完全じゃないですか?」

 

ダンスに対する絢音氏の考え方を聴いて、たしかにその通りなわけですが、そうだった、彼女は完璧主義な人だった。舞台『じょしらく弐』の時(http://ameblo.jp/mp412c-hiro/entry-12212944382.html)もそうでした。創作落語の時も、イメージしてた通り完璧に演じることができなくて、公演後に泣き出してしまうということがありました。本当に彼女が完璧主義なのかどうかはわかりかねますが、このMCを聴いて、あたしは勝手にそう思っている。なんだかすんごい納得がいって、感動したしすっきりしました。絢音氏のこういう考え方も好きなんですよね。いやあ、一瞬だけど、普段からイヤイヤ踊ってたらどうしよう、って思ってしまいましたよ(汗)
 真剣に想いを語る絢音氏に「オレモー」とヤジを飛ばす客席のファンに対して、

 

「ほんとうにそう思ってますか? そういう反応は要らないから、ちゃんと聞いてください」

 

と、客席から笑いが起こる。えっ、絢音さんなんてかっこいいんだ、抱かれたい、、、と思わざるをえませんでした。別に彼女は怒ってるわけではなくて、ふんわりした空気でした。みんな、MCはせっかくメンバーが話してくれているんだから、ちゃんと聴こうな?(笑)

 ってゆーか、あの絢音氏が、こうやって客席の声を拾ってリアクションをする、ということをやってのけたことに感動しました。ちょっとした事件なのではないでしょうか(大袈裟)。

 

「でも人って、不完全なものに惹かれるんですよ。これからはもっと自由に踊れるようになっていければ、完全なものになっていくと思うので頑張りたいです」

 

かっこいい意思表示でした。「不完全なものに惹かれる」というのはすんごいよくわかります。完璧なアイドルを応援するよりも、歌やダンスがちょっとへたっぴなアイドルを応援して、だんだん成長していくのを観るのが楽しい、というのと同じだと思います(?)

 今後の絢音氏がどう成長していくのか非常に楽しみである。自由に、そして心から楽しんでライブに臨んで欲しいものです。

 

 テレビ以外の場だと、はきはきと元気いっぱいにおしゃべりする絢音氏を観ることができて嬉しいんだけれども、なんでテレビだと物静かになっちゃうんでしょう。一度でも握手会に参加したら、彼女へのインプレッションは大きく変化すると思います。いや、ぜったいに変わると断言できる(笑)

 

 

(追記)

 

アンダーライブ後の鈴木絢音氏のブログ。

 

中国シリーズ。 | 乃木坂46 鈴木絢音 公式ブログ
http://blog.nogizaka46.com/ayane.suzuki/2016/09/034622.php

 

(前略)
今回は更なる表現力の向上をテーマにライブパフォーマンスに取り組みました。
表現に正解は存在しないので、私にとって超難題でしたが、今後取り組むべき課題が明確になったライブでした。
 
岡山公演のMCではパフォーマンスに対する私の考えをお話しさせていただきました。
生意気かもしれませんが、ダンスの上手い下手の話は普通でつまらないので、完全不完全に焦点を当て持論を述べさせていただきました。
私にとってアンダーライブは学び多き場です。
またアンダーライブが開催できますように。
 
スタッフの皆様、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。
(後略)

 

完全なモノに少しでも近づこうとする不完全(失礼……。)な絢音氏。そんな不完全な絢音氏に惹かれるのは仕方がないことで、当たり前のことなんですよね?(笑) こうして、彼女の個別握手をゲットするべく奔走するのである……。