天使にラブソングを。今日、テレビでやってますね。しかし、私の年代は傷だらけの天使(ショーケン&水谷豊、この脚本を書いた作家は、岸田戯曲賞もの?の岸田今日子&森の従姉弟の怪演技がすごい。)、あと、俺たちは天使だ!ですね。(これも、沖さんが御存命だったら、再放送しただろうに・・・惜しいです。)
最近、ステイホームの傍ら、傷だらけの天使をパソコン等で視るようになりました。今では、恐らくテレビで再放送は難しいんでしょうが、動画配信サイトで視られるのは、ありがたいものです。
このドラマは、二人の男が主人公。
東京の街の一角に建つ雑居ビルの屋上を、ペントハウス風にして暮らす男、木暮修(萩原健一)。彼は、限りなくブラックに近い実にグレーな探偵社に不定期に雇われる、よく言えば調査員。はっきり言えば、命懸けで働かされる使いっ走りのプー太郎。
探偵の報酬が、恐らく当時のサラリーマンと比較すると高額のため、案外部屋はカッコよく整えられ、服は毎回良いものを着ている(当時、菊地武夫がデザイナーを務めるビギが提供)。しかし、電話も電気も突然停められるようなその日暮らしをしている。
そして、同じく使いっ走りとして使われる、修をアニキと慕う、これまたプー太郎の乾享(アキラ、水谷豊)。この凸凹コンビは、着いたり離れたり喧嘩したりしながら、実の兄弟より仲がいい、よくも悪くも、運命共同体として、探偵社の女社長・綾部(岸田今日子)とその仕事のダークサイドを彼らに命ずる秘書・辰巳(岸田森)に操られて、翻弄され続ける。
一話完結のドラマで、実にコミカルでハードボイルドで、エログロもあり、今のドラマと違い、誠に救いのない回も少なくない。(いや、そればかりかも知れません。ハッピーエンドがないと嫌な人にはお薦めしません。)
改めて視ると、傷だらけの天使って、こう言うことか・・・と思えるほど、修と享の二人の天使は傷を不条理に負い続ける。彼らは、ただその時を懸命に走っているだけなのに・・・。
この二人、特に水谷豊のとっぽい兄ちゃんの名演は、誰も真似できないだろうな。と、感心させられる。チャラいようで、根は純粋で、全然悪人になれない男。当時の顔は、そのままお嬢に引き継がれている。
今、相棒で見せる重めな水谷豊がイメージできないほどグダグタで、ものすごく身軽でコミカル、底抜けに優しい、そして、悲しい。一見の価値ありです。
修も、それに負けず情に熱く、義理堅いため、凸凹コンビは、今日も共に翻弄され、騙されて、走り回らされる。その様に興味が湧いた方は、是非試しに一話でも見てほしいものです。目から鱗だと思います。
♪たまらん たまらん たまらんぜぇ~
たまらん こけたら 皆こけた~♪この番組発で、流行りましたね。この曲。当時の小学生も、歌ってました。