この台詞を言わせたいが為にわたしはイカになりました。
イカになったのは初めての経験でした。
そんな心魂初の完全オリジナルミュージカル 【 扉 ~The Door~ 】
6月25日、無事に幕が開き、終演しました。
ありきたりな言葉にはなってしまいますが、ご来場の皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
クラウドファンディングという形で制作費を募り、全国各地の方々からのご支援を受けて作られたこの作品。
そして会場には沢山の子どもたち、大人たち、車椅子の方々の姿。
【 障がいの有無に関わらず、みんなが一緒に楽しめるミュージカルを劇場で 】
心魂の悲願が叶った瞬間でした。
子どもたちが声をあげても、それも舞台の一部。
正に【みんなで作った公演 】だと感じました。
『声などを「気にしないで良い」と思うと気が楽になり、一切気にならなかった。』
とお客様からの感想を頂きました。
障がいがある子どもたちだけでなく、小さな子どもたちを持つお母さんたちも気楽に楽しめたようです。
やってみないと分からない事もある。
やってみたからこそ分かる事もある。
作り手のわたしたちだけでなく、受け取った方々にも気付きがあったと多くの声を頂き、とても嬉しいです。
これは心魂にとって大きな第一歩。
こちらも是非ご覧ください↓
心魂プロデューサー寺田さんのブログ
心魂ミュージカル《 扉 》を開けて
/terada2014/entry-12174625119.html
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脚本・作詞・振付・演出・小道具作り・衣装案・出演した大塚俊のブログ
それにしても一つの作品を作るというのは本当に大変な事ですね。
しかも今回は来月の台湾公演に向けて様々な制約がありました。
人数的な問題から、キャストも出演しながら、ステージからはけたらダッシュして操作室に向かい、スクリーンを操作したりしていました。
その間に衣装の早替えをしたり、メイクをしたり、マイクの数にも限りがあるので違うキャストへ付け替えたり、その時間を稼ぐ為にステージ上のキャストがアドリブ増やしたり。
心を一つにしなければ出来ない事でした。
それでも本番中にリハーサルでは起きなかったトラブルがいくつも起こりました。
でも、それすらも楽しんでくださったお客様たちに心からの感謝を!
ありがとうございます!!
本当に、皆さまに支えられての心魂、そして私自身だと感じました。
ここまで何ヶ月も悩みながら走り続け、作り続けてきた夫の大塚俊。
第一稿の原稿は実はボツになっていました。この脚本が出来上がるまでに多大な時間が費やされています。
俊が脚本を書き作詞をしてから、作曲家のがんちゃんが曲をつけ、さらにそこからみんなで稽古をしていくので、相当なプレッシャーを感じていました。
舞台に関しては素人のわたしなので、手伝うことも出来ず歯痒い思いもしました。
だから生活の部分ではなるべく負担を減らそうともしていましたが、その間にも4月公演やツアー、クラウドファンディング、自分自身の活動などもあり、なかなか戦力にはなれませんでした。
2人ともとにかく毎日走り続けました。
台本が仕上がってから、細かいニュアンスや台詞などを合宿中に夜中まで2人で話し合い、改善していきました。
わたしたちのアクションシーンは、動きが決まってからがんちゃんが曲を作ってくれる事になっていたのですが、どうしても自分たちの事が後回しになる為、なんと公演の1週間前に曲が完成しました。
とっても素敵な曲をありがとう!!
それでもいつもポジティブに周りに気を遣い、進んでいく姿は本当に尊敬します。
本気でやらなきゃ意味がない
いつもそう言って走り続けています。
だからわたしも本気で関わっていこうと常に思っています。
他のメンバーたちもそれぞれに仕事や本番を抱えながらの稽古。
みんなで集まる稽古時間だけでなく、台詞や歌詞、音を覚える自分自身の練習時間にかなり費やされています。
がんちゃんは「昨日作り上げたばかり」という曲をその日のリハーサルではまだ弾けていなかったのに、翌日のリハーサルでは完璧に弾きこなしていました。
さすがプロです。
…もとい、がんちゃん
手伝いに来てくれた心魂メンバーのみんな
まだまだ終わりではなく、ここからが始まりだけど、また力を合わせて新しい扉を開いていきたいと思います。
最後に、いつも全力でサポートしてくださる横浜ラポールのみなさん
家族、友人たち、仲間たち
関わってくれた全ての方へ感謝を。
これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました!
Shiho
