充実した1日を過ごし、明日も朝早いからと珍しく22時過ぎに布団に入ったものの、この時間まで寝付けなかったのでずっと途中になっていた本を読むことにしました。
~大輔へ -みんなからのメッセージ-~
心魂も大変お世話になっている『難病のこども支援全国ネットワーク』会長の小林信秋さんが書かれた本です。
お会いしたこともありますが、とても素晴らしい方です。
ウイルスが脳を壊す難病にかかった長男大輔君を育て、13歳で亡くした経験を持つ小林さん。その大輔くんが亡くなって10年経った時に、大輔くん宛によせられたみなさんからのメッセージが一冊に集まっています。
先月、心魂合宿の時に美奈子さんに借りてから、前半部分しか読めていなかったので気になっていました。
ようやく最後まで読めました。
とても愛情深い、温かいメッセージがたくさん詰まった素敵な一冊です。
その中で印象に残ったメッセージ。
「口でよくかんで食べる嬉しさ、何か素敵な音に思わずこぼれる微笑、身体を起こして地球を感じる凄さ……等々、何気ない一つ一つが、人間にとっては大切なもの、無駄なものが何もないこと、など多くのことを大輔くんが教えてくれました。」
そして大好きな歌の歌詞
「今ここにいること。息をしていること。ただそれだけのことが 奇跡だと気付く」
いつも病気になったり怪我をして身体が不自由になってから、日常の有り難さに気付きます。
毎回そう思うのに、忙しいとつい忘れて目の前のことに夢中になって日常が当たり前と思ってしまう。
子どもたちのところにデリパフォに行っても毎回同じようなことを教えてもらっているのに、まだまだですね。
元気だとつい贅沢になって、次は次は…となってしまう。
もちろん、先に未来があると信じて進んでいくのも大事だし必要なこと。
でも、欲張り過ぎは良くないですね。
焦燥感を持っていたわたしの心も落ち着きました。
あらためて、今ここに自分がいること、まわりにいてくれる人たちと環境に感謝を思い出させてくれました。
ありがとう、大輔くん。
Shiho🍀