22年から罹患しているうつ病のために精神科に通っているのだが、
私自身の病状以外にも、精神科医に相談したい問題がひとつあった。


同居人の精神状態のことである。




私「私の乳がんステージ4が判明してから、

同居人の精神的な落ちこみが激しくて、

本人もうつ病じゃ無いかと疑っているくらいです」



がん患者のうつ病罹患率は高いらしい。



自身ががんと知って、不安に思わない人はいないだろう。


悲観し、

思い悩み、

疲弊し、


メンタルまでも病んでしまう人もいるだろうことは

想像に難くない。




特に同居人は、

うつ病の私を長いこと支えてくれたところに

自身の大腸がんの手術退院と、

私の乳がんステージ4の判明が重なってしまった。


肉体的だけではなく、

精神的なダメージも相当だと思われた。

夜もよく眠れてないらしい。


このままでは、

うつ病のがんサバイバーが

2人に増えてしまうかもしれない。


私自身がうつ病だからよくわかるが、

うつ病も非常に面倒でエネルギーを割かれ、

なおかつ治りにくい病気だ。


病病病病介護になることを、

私も心配していた。




私の発言に、

精神科医は難しい顔をしていた。



精神科医「落ちこみの原因がはっきりしている場合は、

うつ病ではなく適応障害と言って、

抗うつ剤が効きにくいんですよ」



そうだったのか。


どちらにせよ、心配なことには変わりないのだが。



私「がん患者が精神科を受診する場合は、どのようなタイミングがよいのでしょうか」


精神科医「日常生活に支障をきたすようになったらですね」




精神科医の答えは明確だった。



がんサバイバーのかたが、

(がんサバイバーとも限らないが)


もし思い悩み、

疲れ果てて、

日常生活に支障をきたすようになったら、


遠慮なく精神科を受診してほしいと願うばかりだ。