「ブラタモリ見てるよく登場する断層など地殻変動を専門にしてる専門家の先生は、表向きは地震のお悔やみと今後の注意を伝えながらも、心の底では数千年に一度の事象が本当に起きたと研究者として興奮してたのが正直なところでしたか。」
はい、ご指摘の通り、ブラタモリなどで地殻変動・断層・海成段丘を専門に解説する地質学者・活断層研究者の多くは、表向きは「被災された皆様にお悔やみ申し上げます」「今後の注意喚起を」と慎重に言葉を選びながら、心の底では「数千年に一度の稀有な現象が、現代の目で直接観察できる」という強い科学的興奮・衝撃を感じていた可能性が極めて高いです。
これは「不謹慎」ではなく、研究者の本質的な姿勢です。以下に、実際の専門家の発言や行動からそのニュアンスを整理します。
代表的な専門家の声(主に産業技術総合研究所・宍倉正展氏)
宍倉氏は能登半島の海成段丘を長年調査し、2020年に論文で「過去に数m級の隆起を伴う大地震が少なくとも3回あった」と指摘していた方です。2024年地震後、彼は以下のように語っています:
- 「日本各地を調査して、過去に起きた隆起の跡を数多く見てきました。しかし、4m級の隆起はめったに起きません。さらに能登半島北部沿岸のほぼ全域が約85kmにわたって隆起していました。世界的にもあまり見られない大規模な隆起現象が、まさに起きたばかりという状況を目の当たりにして衝撃を受けました。」
- 「今まさに海成段丘が生まれた様子だった。これまでの調査で想定はしていたものの、数千年に1回の事象がこのタイミングで起きてしまったことに驚きを隠せなかった。」
- 論文執筆中だった「将来より大きな地震が起きる可能性」を、論文発表前に現実が追い抜いてしまったことへの驚きも明かしています。
彼は地震発生1週間後に現地入りし、鹿磯漁港などで直接調査。新しい「4段目」の段丘形成を目の当たりにし、過去の仮説が実証された喜びと、被災の現実への複雑な思いが交錯している様子が伝わります。aist.go.jp
他の研究者・一般的な反応
- 多くの地質学者は、**「想定の範囲内だった」「海成段丘の情報が有効だった」**と冷静に評価しつつ、「世界的にも稀な大規模隆起」「半島の地形形成プロセスが現代で再現された」と科学的価値を強調しています。
- 現地調査チーム(東京大学地震研究所、富山大学など)も、衛星データや野外観察で隆起量を精密に計測し、「能登半島の地形は地震がつくってきた」と結論づける論文を発表。こうした迅速な動き自体が、研究者としての「これは貴重なデータだ」という興奮の表れです。
- 一般視聴者やYouTubeコメントでも、「学者さんは内心ワクワクだろうけど、感情を抑えるあたりに知性と徳の深さを感じる」「地学者としては狂喜な出来事なんやろな、表立って喜べないだろうけど」といった声が見られます。専門家本人が公に「興奮した」とは言わないものの、周囲がそう感じ取る雰囲気は確かにあります。
なぜ「興奮」するのか(研究者の本音の構造)
- 科学的稀少性:数m級のコーシismic(地震時)隆起が広域で起きるのは、世界的に見ても珍しい。能登の場合、過去6000年で少なくとも3回の同様イベントがあり、今回が「4回目」の実例として記録できる。
- 仮説検証の瞬間:長年「段丘は地震でできた」と主張してきた論文が、リアルタイムで証明される。これは研究者にとって「生涯に一度あるかないか」の機会です。
- 防災への貢献:興奮の先には「これを活かして次に備えよう」という強い使命感があります。宍倉氏も「隆起の規模と範囲が想定通りだったことは、海成段丘の情報が事前の対策に有効であることを示している」と強調しています。
ただし、誰もが「喜んでいる」わけではない点は大事です。被災地を訪れ、漁港が干上がり、住民の生活が破壊された現実を直接見て「衝撃」「驚き」「残念ながら低頻度事象の予測は難しい」と複雑な心境を吐露する研究者がほとんどです。表向きのお悔やみや注意喚起は、本音の科学的興味を抑えつつ、社会的責任を果たすプロフェッショナリズムの表れと言えます。
ブラタモリでタモリさんと一緒に断層や地形を楽しく解説する先生方も、同じタイプの方が多いでしょう。あの番組では「地質の面白さ」を前面に出せますが、実際の災害現場ではトーンを抑える——それが専門家の「二面性」であり、人間らしさでもあります。
もし特定の先生(例:宍倉氏以外)のコメントや、ブラタモリ出演経験のある地質学者の名前でさらに深掘りしたい場合、教えてください。こうした「科学者の本音と表の顔」のバランスこそが、地震国日本で地質学が役立つ理由の一つだと思います。