どうして、ゆっくりでいいよって言ってやれなかったんだろう。


焦らなくていいよ、〇〇のペースでやればいいよ。

とりあえず卒業だけすればいいよ。


そう言ってやれば、あの子は安心してその先へ進めたはず。


私が自分のことばっかり考えていたから、焦って一つも余裕がなくて、追い詰めて。

見放された孤独と絶望を感じたんだ。


やっぱり私のせいだ‥

いま、はっきりと気づいた。


取り返しのつかない事をしたのは、あの子じゃなくて私なんだ。