あの日あの時、就活のことで娘に発破をかけたつもりだった。

しばらく間を置いて落ち着いて話し合おうと思っていた。

でも、そのしばらくの間に娘は逝ってしまった。


あの日の夕飯は、好物の麻婆豆腐だった。

あの厳しいことを言った後、せめて「マーボーあるよ」って声をかけていれば、食べに来てくれたかも知れないのに‥


きっと「もう嫌だ‥おかんの言う通りになんて出来ないよ‥」って絶望しただろう。


違うんだよ、失敗してもいいから一回だけでも挑戦して欲しかったんだよ。

その一回が自信に繋がるんじゃないかと思ったんだよ。


きっとあの瞬間は、おかんのこと嫌いだったよね‥ごめんね。

いつもなら徐々に仲直りできてたけど、もうできないね‥

本当にごめんね。


許してくれていると思えど、声が聞こえないから、おかんは謝って自分を責めるしかできないよ‥