実のことを言うと私は、
「人に気遣いのないノンビリさんはいやだなあ」と思っているのです。腹黒いことに。
自分自身のペースを尊重しすぎるあまり、人に全然気遣いのないノンビリさんはいやなんです。
人に合わせない。
せっかちさんは、のんびりさんを待つ。てか、いやおうなしに待たされる。
だけどのんびりさんは、せっかちさんを待たせないように気を使って、急ぎに急ぐ、なんてことはないんだなあ。
むしろ待たせに待たせて、まったく罪悪感を感じないばかりか、
急いでほしい、急がせられてる?感を感じ取ると、
急いであげるんじゃなくて、ますますガンコに自分のペースを守る。イジワルだなあと思う。
いい、いい。私はあんな人間にならなくていい。
人を待たせてヘーキでいられるような気遣いのない人間にならなくていい。
私は私のままでいい。
人を待たせちゃいけない、人にも時間をゆずらなくては、とあせっている自分は可愛いじゃないか。
気遣いのある優しい人じゃないか。
お人よしで可愛いじゃないの、と思ったのです。
自分の優しさは否定しなくていい。
ただもっと自分の方を優先した方が楽になるよ、と思ったのです。
人のことばかり考えて、アタフタしないでもいいよ。
時には人を待たせたっていいんだよ。
その方が楽になるよ、とも思ったのでした。