学び合い、というものはホントに良いものなんじゃろか??
ということについて。
家の子どもたち2人は、小学校から中学校の間、この学び合いという学習形式でした。
家の子どもたちの場合は2人とも大変苦労して、正直マイッタマイッタの日々でした。
何が苦労かって、自分がわからない時に同級生に教えを乞わなければならない、ということに苦労したようです。
授業がわからない、問題がわからない、わからないという事はそれだけで辛いのに、さらにそれを同級生に「教えて」と言わなければならないんです。
同級生だって、そう言ったら必ず教えてくれるわけでもなく、
だってそりゃそうです、子どもですもの、その時その時の気分や状況に左右されるのは当たり前です。
同じグループの中で、○○ちゃんと○○ちゃんは仲がいいのでいつもおしゃべりしているとか、聞いても頭のいい子どうしでおしゃべりしていて「教えて」と言っても教えてくれないとか、○○ちゃんたちだけでドンドン先をやっちゃうとか、‥
先生にわからないと言えば「教えてもらったの?まずは教えてもらって」と言われるらしい。
ホントにこれってわからない子たちにも効果がある学習方法なんですかね??
よく一度習ったことを復習するより、誰かに教えた方が定着するって言いますし、
インプットよりアウトプットの方がより理解度が深まる、とも聞いたことがあります。
それでいったら、理解力があるお子さんにとっては、同級生に教えてあげることは効果があるかもですが、そもそもの理解が追いつかない子どもにとっては、何か良いことがあるのかなあ?
また小学校高学年から中学生ともなれば、プライドというものもあります。
同級生に「ねえねえ、教えて」と言って教えてもらいながら授業を受ける、というのは、辛いだろうなあと思うのですが。
私は親として授業参観で見ていて辛かったです。
「教えて」と言っている姿を見たわけではないですが、グループの中でなんだか覇気のないわが子の姿を見るのが。
幸い2人とも高校に入ったら、前を向いて黒板を見ながらの授業で、ようやく成績も上向いてきました。
英検や数検なども結果を出して、中学校までの成績の感じではなくなってきました。
高校の先生が「ああー君は○○市か」と言って笑ったというのです。「大丈夫大丈夫、ここは普通にやるから」と。
うーん、学び合い、にもいろいろあるのでしょうが、お子さんによっても違うでしょうし、
でもーわが子の場合は合わなかったなあと。
スクールカーストっていう言葉がありますが、学び合いという授業スタイルのせいとは思いませんが、序列を作ってしまう面もあるなあと感じています。