『ヤって、しまいましね・・・』


ハルカのお腹の上から降り、隣で横たわる。

虚ろな目で天井を見上げている僕にハルカは語る。


「はい。すいません。」

気分的にスッキリとしたのか、妙に清々しい気分で応えてしまう。


僕の中ではようやくスタートしたんだと思います。

ハルカとの事も、今の本命の彼女との事も。


そんな僕を横目にハルカの次の言葉は、

『ねぇ、する事しといて敬語って、おかしくないですか???』


それもそうかな・・・って思いながらも、

このタイミングでそんな無邪気な事を考えていたハルカが更に好きになりました。


止まっていたCDを掛けなおし、裸のまま少しイチャイチャし、

でも言葉はまだ慣れなくてお互い敬語のまま(笑)。


そんなアンバランスを楽しみがなら、門限の時間までベッドの上で過ごしました。

2回目が終わる頃、ハルカの携帯がお母さんから帰宅を促す催促のメールを受信。


また会えるのに。これからずっと一緒やのに。

二人は別れを惜しみながら、僕の最寄り駅まで送りました。


ちょうど最終電車が出る頃で、到着を待つ間にハルカが僕に聞いてくる。

『どうすれば、イイですか・・・』


このまま帰るの???という、嬉しすぎる質問ではなく、

今後の二人の関係を始めるにあたって・・・の質問でした。


「僕も考えてました。少し待ってもらえますか」

「僕からまた連絡するから、それまで待ってて」


タイミングよく電車がホームに流れ来る。

電車に乗り込んだハルカは無言で、でも僕の目を離さないままうなずく。


発車のベルと同時に、ハルカが遠く小さくなって消える。
でも心の中にはしっかりとハルカの存在がある。


翌日、プロポーズを受けてくれた本命の彼女に連絡し、

悩んで決めた結婚を少し待って欲しいと話す。


自分も答えを出すのに待ってもらったから、

私も待ちますと返事をくれました。


いつになるか解らないし、このままって事もあると伝えると、

それはあなたの人生のタイミングで、私の人生は違うと応える。


僕の言葉に出来ない心の真意を読み取ってくれ、

すんなり身を引いてくれた大人な彼女。(←僕はかなり最低な男ですね。でもこの人と結婚しました・笑)


その翌日、仕事帰りにハルカの実家がある八尾まで行き、

直接その事実を伝える。


「俺はもう済みました。彼女と別れてきた。」

「だから、だから俺と結婚を前提に付き合ってくれへんか」


久々に緊張しながらも、胸を張って伝えました。

最低でも、最悪でも、自分の心に従って決めた事です。


ハルカの手を握り、返事を促すと、

『後は私ですよね。私が決めなダメですね。』


いつもの可愛い声で、でもどこか思い詰めた表情のハルカ。

明日、彼氏と会う約束をし、別れを告げ、連絡をくれるとの約束でその日は解れました。


( フ~、俺もやっと結婚か~ )

( 式ってナンボかかるんかな )

( とりあえず玉姫殿でもどこでも予約してから金の算段つけよ←アホ)


そんな幸せな気持ちで一杯のまま、次の日を迎えましたが、

ハルカからは連絡がありませんでした。


相手は婚約中ですから、何となくスグに答えが出ない事が解っていたので、

焦る事なく待ち続け、気が付けば1週間が過ぎていました。


何かある。嫌でもそう感じた僕は、

ハルカを怖がらせないよう努めて冷静な気持ちで電話をしました。


呼び出し音が鳴る間、僕と彼氏とを悩みに悩むハルカの姿が目に浮かぶ。

その時は引く事なく押す事なく、自分の気持ちを再度伝えようと思いました。


そしてハルカが応答しました。皮肉にも連絡が1週間も途切れる事は初めて。

久々にハルカの声が消えて、嬉しさを隠すのに苦労しました(笑)。


『・・・もしもし。』 案の定、泣いていました。

予想通りの展開が少し微笑ましく、優しい気持ちが胸に広がる。


「大丈夫?一人で悩んでたんやな・・・」

「俺は焦ってないから、まだ自分を追い詰めないでいいよ」


そう優しく話しかけました。でも、ハルカは誤るばかり。

『ゴメン・・・。ごめんなさい・・・。・・・すいません』


何か様子がおかしい。そう感じた僕は普段の声に戻る。

「どないした?何があった?」


それでも泣いたまま黙るハルカ。

「泣いてたら解らん。ちゃんと言うてみー!!」


そしてハルカは僕をどん底に落とす事実を言いました。

『・・・彼氏の子供が出来てた』



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いつもペタをくれる方。いつもコメントをくれる方。

そして更新を楽しみにしてくれている方。いつも本当にありがとうございます。


なかなか更新が出来なくてすいません。

今回の更新は今まで一番長くかかってしまいました。


でもいつも自分の携帯からペタをくれる方を確認してて、

本当に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。


さて、ここからは一気にハルカとの恋が終わりに向けて加速していきます。

絶望という言葉を体感した初めての出来事でもありました。


まさしく、お昼のドラマの題材になりそうな、

そんな展開だな~と我ながら関心もしていました(笑)。


でも彼女も彼女なりに悩み、精一杯考え、答えを出したので、

今こうして振返れば、本当に無邪気で可愛い女性でした。


では、次回の更新を楽しみに待っていて下さい。

何とか、見捨てられない程度には頑張って更新します・・・(苦笑)


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