先日、ヤフーニュースのTOPにもなりましたが、
マダガスカルは首都を含む3県で、1959年来の大洪水&浸水被害が起きています。
12月中旬からほぼ毎日降る雨に、サイクロンの時期が重なり、
今年の首都の状況は過去最悪とも。
もともと首都アンタナナリボは気候が良いことで、中央高地部丘陵地に形成されました。
次第に地方出稼ぎ労働者なども移住し、今では、人口約200万人。(全人口の10%)
特に、丘陵地には富裕層が暮らし、低い灌漑用の土地などに、
地方からの出稼ぎ労働者たちが暮らし始めて町が形成された・・というのが首都の構図。
今回の洪水では低い土地に住んでいる多くの人が被害に遭い、
現時点での被災者は三県で9万3千人以上。
また丘陵地では地すべりなども起きており、亡くなった方は26名。
今も、家を奪われた方が行き場をなくして、小学校などに避難しています。
もともと水田も湖も多い首都ですが、最近は、水浸しで、どこがなんなのかも分からない状態。
住居地だった土地は、現在水深1m以上。
家が浸水してしまった人たちは、空いてる土地にテントをたてたりして暮らしています。
これは日本の国際緊急援助で供与されたテントが並ぶ被災地。
一つのテントで45人が一緒に寝泊りしているそう。
WFPがお米など物資支援をしてくれており、何とかごはんを食べているそう。
まだまだ降り続く雨。
サイクロンの到来も重なり、毎日被災者が1万人位増え続けています。
前は見なかった救急車も毎日10台以上見かけるから、フル回転してるんだろうな。
感染症の蔓延、食料価格の高騰など、二次被害も心配です。
今夜も土砂降りの雨・・・。
早く雨が止み、穏やかな日が訪れることを祈ります。