週末のこと | 隆々日誌

隆々日誌

〜この世の記録〜

2018年8月3日 金曜日 (博多 晴れ 気温:35度か36度)

 

 

おらくの風邪は何度もぶりかえしていた。

 

今まで通っていた病院は、よくしてくれる先生ばかりだから安心して通っていたが、おらくの風邪の件と

別件で発生したふるむの歯周病の件のやり取りで、その病院に若干疑問が湧き、セカンドオピニオンの意味も込めて別の病院へ行ってみることにした。

 

新しく行くことにしたのは福岡中央動物病院。

 

10年前に、裟恥が別の猫でお世話になったことのある病院である。

 

最新の設備と、細かな検査で費用はかかるが万全な印象を受けた。

 

おらくの風邪の様な症状は、日に日に悪くなり鼻がつまり呼吸が辛そうであった。

 

前の病院では細かな検査をした結果薬を処方してもらったわけではないので、いろいろな菌に広く効く類の薬を処方してもらっていたことがわかった。

 

7月以降、この検査はするべきかしないべきか、これは本当に猫の為か、否か、ことあるごとに選択を迫られてきた。

そのたびに裟恥はタロットカードをひいていた。

 

 

〜これまでの流れ〜

 

 

①薬剤感受性検査 

 鼻水を採取し、その中に菌があるか調べる。菌があればその菌にあった薬を処方してもらえるとのこと

 →しかし、検査の結果菌は出てこず・・

 

②CT検査

 全身麻酔をかけないと検査出来ないとのことで、気は進まなかったが、何が原因かわからないのでやってみる。

 →鼻の部分に影を発見!

 →これが「腫瘍」なのか、「炎症」なのかまでは、この段階ではわからず・・

 

③第2回薬剤感受性検査&薬理検査

 →前回の感受性検査に提出した鼻水に菌が含まれていないだけかも・・との先生の判断で再度感受性検査実施

 →薬理検査は、病院ではわからないより細かな調査を専門機関でする?みたいなことらしい。

 

 

そしてこの日、8月3日結果が出たので、おらくを再度病院へ連れて行った。

 

 

写真:この前日に購入した犬猫用移動バッグ。内部が広くて猫も多分快適。

   「猫入れるのにスヌーピーって・・」というところだけちょっと迷った。

 

 

感受性検査はまたも、菌は検出されず。しかし、先生の見解では、「悪い菌を良い細胞が食べすぎて出てこないのかも」とのこと。おらくの細胞強ぇ。

 

薬理検査の結果も、おそらく腫瘍ではなく、「化膿性の炎症でしょう」とのこと。

 

ひとまずは安心するも、依然適した薬が見つかっていないことに変わりはない。

 

結果、ステロイドと抗生剤を1週間飲んでみて、症状が治まるか経過を見ることにした。

 

おらくを担当してくれる先生は、若い女の先生で「です!です!」を使いこなす。

「です!です!」とは九州方言の一つで、「そうです、そうです」という同意の時に使う表現らしい。

初めて「です!です!」を使いこなす人にあった時、これはこの人個人の特性だと誤解していたが、

その後も「です!です!」ユーザーに複数出会い、これが方言であることにここ数年気がついた。

なんだかとても可愛らしい表現なので、私も積極的に利用していこうと思う。

 

診察も終わりおらくを連れて家に帰った。

ベランダで煙草を吸っていた私に、裟恥が言う。

「おらくが口で息をしている!」

猫を飼っているくせに、その意味がわからなかった私にはその重大さがすぐにはわからなかった。

猫は通常鼻で呼吸をしているため、口を開けて呼吸をするのは異常がある危険な信号らしい。

おらくは、とても速い呼吸で、口を大きく開け、赤くなったベロを出し息をしていた。

 

診察時間は過ぎていたが、すぐに病院に電話し時間外で診てもらうことにした。

 

私達はタクシーで急いだ。

夕方の博多から天神への道はいつも混んでいて、この日もなかなか進まない。

「それにしても暑いですね」と業務を全うするタクシードライバー。

「そうですね」とか言いながら心のうちはざわついていた。

 

病院についた頃には、呼吸も落ち着き一見問題はなかったが、帰って夜に同じ様な症状になっても私達にはどうにも出来ないため、入院させることにした。

 

おらくのいない夜。

私達はしょんぼりしていた。

帰り道、初めて入る居酒屋で夕飯を済ませるもみんなしょんぼりしていた。

 

帰宅して録画されていたミュージック・ステーションを見ると斉藤和義が「やさしくなりたい」を歌っていたから、

「おらくに会いたい」という替え歌を歌ってみた。

 

 

O・R・A・K・U おらく! 頑張れ頑張れおらく!と思いながら床についた。