こんにちは。すずこです。
朝ドラ「虎に翼」を毎日楽しみに見ています。
日本初の女性弁護士、初の女性判事、裁判所所長と
なった方が主人公のモデルです。
ドラマではいよいよ家庭裁判所の設立に向かって
動き出しました。
裁判ってなかなかなじみがないためか
名前を聞くだけでビビリます。
すずこは一度だけ
裁判の「期日」に出たことがあります。
自分が訴えられている境界確定の民事訴訟の
裁判です。
全く蚊帳の外におかれていたので
弁護士さんに頼んで一度参加？傍聴？
させてもらったのです。
裁判所自体はいかめしくて
入館時に持ち物チェックとかはされましたが
入ったら普通の古いお役所のよう。
たくさん部屋があって
事件の期日がどこで開かれているか
調べてその部屋に行きます。
裁判というとテレビドラマにでてくる
法廷を想像してしまいますが、
普通の小さい部屋。
普通の机があってそれを囲んで
向こうの弁護士、こちらの弁護士が座って
談笑しているところに
普通にドアがあいて
普通の服を来た普通の人が一人入ってきて
それが裁判官さん？
もちろん法服もきていませんし
職員さん？ という感じのいたって普通の人でした。
原告の方はもちろん来ず。
３人で
じゃ、はじめましょうか
と普通にミーティングをするかんじ。
弁護士同士が敵対して戦う感じでもなく
主張のすり合わせをして
和解に持っていく落としどころを
探っているのでしょう。
じゃ、次回は２か月後ですね。
で終わり。
裁判といっても色々あるんだなあと
初めて知りました。
・・・前置きが長くなりました。
先日見知らぬ携帯から電話が入り
○○町のおとなりの○○です
と女性の声。
すずこが緊張で身を固くします。
裁判で訴えてきたお隣の女性です。
かれこれ３年前に和解が成立したのに
今頃何の用でしょう？
一度だけ境界確定の測量の日に顔を合わせています。
その節はお疲れさまでしたと
当時の話をします。
建築会社には今でも恨み満載ですが
すずこに対しては
お互い被害者だと思っていると
言ってくれました。
で、
あの家を売ろうと思うのですが
すずこさんどうですか？
ときた。
欲しいですっ
と思わず即答してしまってから
実はぶっちゃけ○○円で欲しい
と言う人がいます。
と金額を聞いてひっくり返りそうになりました。
そりゃまた結構なお値段で・・・
でも契約もなにもしていないし
○国人には売らないで欲しい
と近所の人に言われているので・・・
あ～あまた〇国人かよ。
この国は一体どうなってしまうのでしょうか。
でもせっかくの機会なので
家を見せてもらうことになりました
会っていきなり共通の敵？である
建築会社の悪口で盛り上がります。
裁判の詳しい経緯とそこに至るまでの詳しい過程、
そして図面を見て境界を再確認し合います。
防犯カメラつけてるし
すずこは裁判が始まってビックリ仰天で
居ても立っても居られず
お隣さんに手紙を書いたのですが
それをもらってすごくうれしかったけれど
弁護士さんに もう裁判が始まったから
連絡を取ることを禁じられていたので
返事もできなくて申し訳なかったと。
近所の人からすずこさんは良い人だと
聞いていたので
もっと早い段階で話ができたらよかったのにと
ずっと思っていたと言ってくれました。
これを聞いてやはり
普段から近所の人に腰を低くあいさつしていて
良かったなと思いましたよ。
気持ちは伝わるんですよね
家の中を見せてもらってびっくり
全くリフォームしてないやん・・・
土地は３０坪以上あるので
家もゆったり広いですが
内覧でよく見る築古戸建てテイストで
築４０年は軽くオーバーしています。
オール和室のザ・昭和の庶民の家。
畳の表替えもしないのね
台所の横に銀のサイコロ風呂があります。
すずこがここで取得する２年ほど前に
ネットで見て購入したらしいのですが
時々来て庭で家庭菜園をしたり
カウチ・サーフィン
と言われることをしていたとか。
すずこは全然知らなかったのですが
airbnb(エアビー）のように
アプリのプラットフォームがあり
外国の人を無料で泊めてあげて
文化交流をするのだとか。
エアビーの大流行で
影をひそめてしまったらしいのですが
エアビーがお金を取るのに対し
カウチサーフィンは完全無料。
一緒にご飯を食べに行ったり
文化交流をするのだそうです。
むこうにしてみたら
まあタダで泊まれるし
日本の文化だから
そんなにピカピカでなく普通の家がいいのかな。
この家を見に来た〇国人も
気に入って高い値段で買うというし。
いやー
３００万以上はかかるでしょ、リフォーム。
別にピカピカにする必要ないのか？
一体何が正解なのかわかりませんね。
裁判もあって色々つらい思いはされたでしょうけど
これだけ高く売れたらよろしいやんね、
買って大正解でしたね、
終わりよければ全てよしですよね、
倍になったんとちがいますのん？
とぶっちゃけ聞いちゃいました。
こういう時は大阪のオバハン全開になります。
倍まではいかないけれど・・・
といいつつ笑みがこぼれています。
空き家と思った不動産業者が３社ほど
自宅にたずねてきて
○○円なら買取りたいと次々と言ってきた
そうです。
もっと高い値段を言うと
ほぼ言い値で買う人を見つけてきたとか。
うーん，完全にバブってますね。💰💰
業者の買取価格でもすずこは
手が出ません。
てか、今はもう全然いらんっ。
この方は自分で会社をやっている
女性起業家さんですが
次に欲しい家を見つけたから
ちょうどいい機会なので売ろうとおもったそうです。
こんどはインバウンド系のお仕事をするとか。
結局売るんだよな、◯国人に。
すずこより少し年上ですが、
これからまた新しいチャレンジをするなんて
パワーがあって素敵
負けてられないワ
と思いましたよ。
お互いラインを交換して
あたらしいお店？ができたら
行く約束をしました。
・・・ということは
すずこの家も高く売れるのかな
でも貸しているから売れないね。
そもそもうちは土地も狭いし
新築建物の価値はどんどん下がるし
越境してるし
ま、損することはないかな。
最近になって
家賃がちょっと安いかなとも思うのですが
コロナの頃も係争中も借りてくれていたから
文句は言えないです。
民泊もとても流行っているとか。
よく人が出入りしているって。
ベッドも買い替えるのね。
備品は好きにしていいと言ったからね。
当分は退去もなさそうね・・・
件の建築会社には散々な目にあったけれど
その過程で出会った人も多く
たくさんの経験もさせてもらえました。
終わりよければ全てよし
となれるように頑張って参ろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。