元旦から能登半島地震、二日にはJALの衝突炎上事故に秋葉原で無差別傷害事件と、とても明るいとは思えない幕開けでした。

まずは能登半島地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災した方々が一日も早く元通りの生活に戻れることを願っております。

微力ではありますが寄付もさせて頂きました。

 

個人で物資を運ぼうとして道路の混雑など自衛隊などの救援物資の配送の邪魔になっている議員やYouTuber等もいたりしますが、本当に止めて欲しいと国や石川県などからも言っているので控えて頂きたいものです。

高須クリニックの院長のように、ちゃんと着陸許可を取って自家用ヘリで大量の物資を運べる(それだけで数百万とか一千万近くかかると思いますが)上に医療従事者でもあるという経済力やサポート力の高い人でもない限り、迷惑にしかならないと思います。何しろ道路が分断されているところも多々あります。

親族などが被災していてもプロの邪魔になると耐え忍んで動かずにいる方もいるのですから、モラルをもった行動をして頂きたいと切に願います。

 

今年の元旦は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)と呼ばれる日本に昔からある吉日でしたが、物事を決めたり始めたりする日には良いとされているものの、ケンカや諍いなどは何倍にもなって返って来るのでマイナスになることはやったりしたらダメなのよ、と大昔に知人に言われたのを覚えています。

実際にどうなのかは分かりませんけども、わざわざ仏滅に結婚式を挙げたいと思う人は少ないように、こういうゲン担ぎのようなものは日本では結構大事にしている人が多いですね。

私もギッチギチに守るというタイプではありませんが、それなりに気にしていたりします。

ただ自然災害は自分ではどうにもならないですから、八百万の神様は、不幸を万倍にして返すような真似はなさらないでしょう。

 

それと、飛行機の接触炎上事故で航空会社側の乗員乗客は全員無事だったとのことですが(海保機の五人の方は亡くなられてます)、貨物室に入っていたペットが亡くなったりしたこともあったようです。

これを受けて、『ペットは家族なのだから貨物室に乗せずに座席に連れ込めるべきだ』などという話も出て来たりするようですが、個人的な意見としては「アホじゃなかろか」の一言です。

 

そもそもペットを飼うには元からリスクが伴います。

簡単に旅行に行けないのもその一つです。

ペットホテルに預けたり、見てもらえる家族がいる、お金を出して業者に依頼する。

それが出来なければ車にしたり、90センチ内のキャリーケースで収まる小動物なら新幹線などで移動するのが普通です。

 

皆が皆動物が大好きってことはありません。

猫が嫌い犬が嫌いウサギが嫌い、そもそもアレルギーがあって毛が皮膚に触れてもかぶれる、喘息のような症状が出るので近づけない、様々な人がいるのです。

そして鳴き声です。

小さな赤ん坊ですらギャン泣きしていると、電車でもうっせえな早く泣き止ませろよ、という視線が来ることもあるでしょうし、我慢出来ないと実際に文句を言う人だっていますよね?

親だって泣き止ませたいけれど、子供はそんな状況関係ありません。泣くしか出来ないですからね何を伝えたくても。

犬猫だって狭いキャリーでストレス溜まれば、吠えたり鳴いたりする子もいるでしょう。

近くに別の犬猫がいればそれに反応もすることだってあります。そもそもいつもの場所から移動すること自体がペットにはストレスでしょうし、糞尿の問題もあります。臭いもします。

ペットも赤ん坊同様に、泣き止めと言って泣き止むなら苦労はしないのです。

特に飛行機なんて座席の間隔が狭いし、足元なんて置いたら他者の邪魔にしかなりませんし、座席を占領するならその分乗せられない乗客がいる訳ですから、今の五千円前後の貨物室預かりの料金ではなく一人分として出さなければなりません。

航空会社はペット連れのお客様だけのために運営している訳ではありません。

そのほかのアレルギー持ちのお客様だったり騒音対策、糞尿対策、その他さまざまな乗客トラブル、一番大切な何かあった際の避難の邪魔にならないためにペットは貨物室に入れる、ということで許可をしている状況なのです。

だから別々になるなんて酷い! と思うなら飛行機は乗るべきではないし、今回のように避難の際にペットどころか荷物すら取り出せないのは致し方ないことなのです。

そこで私も俺もなんてことになって避難が遅れて助かる命が助からない、ってことだって想像出来ますし。

そもそも旅行なんて「ペット都合ではなく100%人間都合」ですからね。

 

本当に家族だと思うなら、なるべく変わらない環境で過ごさせるべきだし、誰にも頼めなくて引っ越しや旅行などどうしても長時間移動する必要がある場合は一緒に車で移動するか、小動物なら新幹線などでしっかりキャリーに入れて移動させるべきでしょう。

 

私も猫好きですし気持ちは分かりますが、それと決まり事は別物です。

人命救助最優先が航空会社の基本だと思いますので、ペットが亡くなった方はお気の毒ではありますが、貨物室に入れ、貨物と同じ扱いでいいと許可しているのはあなたなので、航空会社に文句を言うのは筋違いですし、それで今度からペット持ち込みOKには決してならないと思います。

狭い機内でなるべく乗客同士の摩擦も起こさずに、アレルギーなどで体調不良になる乗客や避難の際に通行に邪魔になりそうなものを排除するにはそれしかないと会社側が決めたことですから、利用するなら守らねばなりません。

 

 

そういえば、避難所で女性用ナプキンを求めるLGBTQの男性がいたようですが、これも

「利用する必要があるから存在しているので、心が女だろうが物理的に必要ない相手に配る意味はない」

んですよね。

こういう案件って、女性自認の男性ばかりだと思うんですが気のせいですかね。

温泉の女性用に性別が男性の人が入ったりとか、女性用トイレやロッカーを使うとか。

逆に男性自認の女性が男風呂入りたいとか男子トイレ入りたい、コンドーム欲しいとかで話題になっているの、見た事ないですよ。

 

差別とか騒ぐのは勝手ですが、問題をすり替えないで欲しいですよね。

公共施設は肉体的な性別で利用者を分けてんだから、心がどうとか関係ないし、心がどうとか見られないので利用者は分かんないんだから、女性トイレに男性が入って来たらそりゃ怖いし、着替えするのに男性がいたら嫌なんですよ。

それが分からないのなら女性の気持ちは持っていないんじゃなかろうかと。

デメリットもあるので簡単に性別適合手術は勧められるものではないですが、本当に身も心も女性として扱われたいなら手術してからにすれば良いのではないかと思います。

実際にそう思って辛い思いをしても手術している人たちは沢山いる訳ですから。

何だか男性自認の女性と違って、「心は女だ」と言ってりゃどうにでもなると思っている男性が結構多いんじゃないかと考えてしまうような事件が多いなあと感じます。

 

 

まあスタートこそ地震だの飛行機事故だの無差別切り付け事件だのと暗雲混じりですが、人間いつ何が起きるかなんて誰にも分かりません。

ただ一日一日丁寧に生きて行くのみです。

 

誕生した命、結婚、出会い、不幸な出来事もあれば良いこともあります。

喜ぶべきことは喜ぶべきだし、悲しむべきは悲しむべきで、それが何かに引きずられてしまわないことが大事じゃないかなと考えます。

 

まあ一粒万倍日は月に五日ぐらいあるし、誰かが不幸だから自分も幸せじゃいけないとか思うのは間違いだし、自分の人生と他人の人生を一緒くたにしないようにしましょう。

 

今年も頑張って生きていきまっせ私は。