あけおめことよろでございます。

 もう気がつけば新年も五日ですよ奥さん。

 いやあ、本当にびっくりするぐらい一日があっという間に過ぎてもうて。

 嫌ですねえまた年を取るとは。

 

 そして今更ではございますが今年の目標ですね、はい。

 

★今年の目標★

 

・一年で五冊以上の商業書籍(kindle本は別)

 

 でしょうかね。

 あんまり大きなことを言ってもアレなので、実現可能な数字を出した方が良いかな、と(笑)無茶をして体壊しても長引くお年頃なので、「いのちだいじに」作戦で参りたいと思います。ほほほ。

 

 ただ、私は筆が遅いと言うか、打つの自体は早いんですけど、書籍化が決まるとあちこち直したくなるので、三歩進んで二歩下がる、という進行スピードなんですよね。特に台詞とか直したくなったり。

 やはりお金を出して頂く訳なので、読者の皆様に喜んで欲しいですし、加筆も出来る限り頑張らないと。

 

 今年は現時点で昨年公募で受賞した作品含めて三冊の発行予定があるんですが、あと二、三冊は何とか頑張って形に出来たら良いなと思っております。

 ……まあ、頑張って本になるならいくらでも頑張るんですけれど、こればかりは運もあるのでなんとも(笑)

 

 それとkindle本も出したいですね。

 一般文芸やコメディー作品の短編なんかはもう自分で出してしまった方が早いと言うか、商業は難しいと思うので。

 ラノベのカラーって感じもないですからね。

 

 真面目な話、以前から公言してますが私は自分の作品が好きなので、より多くの人に読んで欲しいんです。

 ついでに恐れを知らずに言いますが、自分のコメディー作品は結構面白いと思っていますので、WEB小説サイトで埋もれてしまうのが悲しいのもあります。大量に存在しますしね、作家さん多いですから。

 

 物書きさんの中にはかなり自作を卑下するような言い方をする方も結構いらっしゃいます。

 まあ謙遜しておられるんだと思いますが、自作を貶める言動は止めた方が良いと私は感じています。

 

「自分がひどい作品だと思っているのを読ませたいんかい」

 

 と感じてあまりいい気持ちはしないものでしょう?

 勿論、書き始めの頃は文法もめちゃくちゃだったり、一人称三人称ごっちゃだったり(ブーメランが後頭部に刺さる)とまあ問題点は多々あったりするんですが、それでも自分を含めて誰かを楽しませたいと思って書いたんですから、そこは誇っていいんだと思うのですよ。

 

「文章としては拙い部分もあるけれど自分はこの作品が好きなんだ!」

 

 って気持ちはもっと前面にグイグイ出していいんだと思いますよ。

 自分の創作物に対してへりくだった発言をするのって、逆に読む相手に失礼にもなるとかなり前に気付きました私も。

 

「これ駄作ですけど良かったら読んで下さい」

 

 とか言われてるようなもんじゃないですか。それで自分が読みたくなるかって話ですよね(笑)

 

「まだ下手クソかも知れないけど、現在持てる力で頑張って書きました! 自分では楽しめると思っています!」

 

 の方がよほど気持ち良いでしょう? 読もうかって気になるじゃないですか。

 

 どうせ文章なんて書いて書いて書きまくってたら勝手に上達するんです。

 自分の書く話は最高だぜいえーい♪ と考えていた方が生産的です。

 酷評する人がいたって構わないじゃないですか。反対に好きになってくれる人だっているんですから、いってこいでチャラむしろプラスみたいなもんです。

 エンタメなんて全員が全員楽しめるってものじゃないんですから、楽しめる人にだけ楽しんでもらえれば良いんです。

(現に沢山の人が愛しているディズニーランドなんて、私はキャラも人混みも苦手で、大昔に一度付き合いで行っただけですしね。誰にだって好き嫌いはあるんですよ。わはははっ)

 

 大体、自分が全力で自分の味方しないでどうするんですか。

 自分が一番楽しめたらそれでいいんです。

 書籍化するのが難しそうならkindleで出したっていいし、趣味なら趣味で好きに書けば良いんだと思います。

 商業として出したいなら公募とかたっくさんありますし。

 もちろん直接書籍化の打診が来ることもあります。

 ただ、書籍化の打診はある程度ポイント取っていたり読者がついてたりしないと難しいこともあるので、一番近道なのは公募で何かしらの賞に引っかかることでしょうね多分。

 全年齢の公募は本当にものすごい数の公募があるので、自分に合いそうなところを探して行くのも手です。

 それだけ書く方が増えたのもありますよね。

 

 私は運良くポイントが取れたり、ランキング上がったりで声が掛かって商業デビュー出来ましたけど、作品によっては全然ポイント取れてなかったりしますから(いたたたた)、タイミングなどもあったりするんでしょう。 

 ただ個人的な考えにはなりますが、楽しむ以外にも作家として上に行くためには、

 

・自身の作品をいかに客観視できるか

 

 って言うのも大事かな、とも思います。

 自分が面白いと思っている部分は独りよがりじゃないか、キャラがぶれていないか、ちゃんと意味が伝えられているか、面白さが表現出来ているか。

 自分の作品を読み返すと勢いだけで書いていた部分のアラが見えて来たりします。

 

 あと自分のウリを把握しておくのも大事かなと思います。

 私のウリは『読みやすいことと、共感の持てる味のあるキャラクターが書けている』、でしょうかね。

 単に私がそうだと感じているだけですが、まあ概ね間違ってはないと思います。

 だってそういう風にしようと意識して書いてますから。

 読みにくい文章でいくら面白い小説書いたって読まれる訳ないじゃないですか。

(あ、堅苦しい文章という意味ではないですよ。そういう文体の方が合う小説もあるので)

 だってそんなの私だって読みたくないですもん(笑)

 

 これは作家それぞれ違うでしょうが、少なくとも私は

「読みやすい → 物語に入り込みやすい」

 ものだと思って書いてます。

 特にラブコメとかコメディー作品を良く書いているからでしょうね。

 木材の粗い切れ目にやすりをかけて滑らかにするようなもので、読みやすければ読みやすいほどスルスルと引っ掛かりなく物語を把握して、分かりやすく楽しんでもらえるんじゃないかと考えるので、会話でも文章でもテンポやリズムをとても重視します。

 人によって文体も異なるように、私にはこのスタイルが合っている、というだけのことです。

 何年か書いているうちにそうなってきたので、書き始めたばかりの方はまだスタイルが確定してないかも知れませんが、焦る必要は全然ないです。書き続けていたらほっといても自分に合ったスタイルで書けるようになりますから。

 

 

 余談ですがこの先の野望として、シリアスな作品もいずれ書きたいんですよね。ホラーとかミステリー、パニックアクションとか、青少年の成長ものなんかも良いですねえ。

 その時にも読みやすさは重視しますが、コメディー封印しても自分が面白いと思える作品が書けるかどうか、未来の自分が楽しみではあります。

 

 まずは今年の目標を達成するべく、日々精進致します。

 どうぞ応援よろしくお願いいたします。