蒸し暑く気怠い今日はマルイのワルサーP38を撃ってみた。

今から40年位昔に発売された古い古いエアコキハンドガン。

ケツが長くて不人気なこのマルイのワルサーが私はたまらなく好きだ。

1980年代半ばの当時は威力と精度を両立させる為にそのスタイルを犠牲にせざるを得なかったマルイのワルサーP38。

新発売当時の価格はたったの1900円だった。

今は10歳以上用のホップアップモデルのみ販売中。

形がおかしいとか余りにも安っぽいとか言われるのも仕方が無い。

だって昔は1900円で買えたのだから。

でも刻印とかはプルーフマーク等も入っておりそれなりに頑張っている。

スライドストップがセーフティーなのはスライド上のデコッキングレバーを機能させるメカニズムを内蔵するスペースがスライド内部に無いので仕方が無い。

エアコキならこうなるのも仕方が無いのだ。

トリガーバーもモールドで無可動。

裏側の刻印はASGKの文字のみ。

実銃のミリタリータイプのワルサーP38は鹵獲された際に敵国に銃の刻印から生産地や工場等の情報を読み取られない為に、極力シンプルな暗号化された文字のみ最低限の数が刻まれていたので、これもリアルな点で有る。

形状には残念な所も有るが今市場に有るトイガンの中でも最古の品で、昭和の設計のトイガンなのでそれ等が全て許せてしまう。
そんなマルイのワルサーP38にて久々にターゲットシューティングをしてみよう。

的は何時ものマルイ製品に付属するターゲットペーパーをコピーした物を使用。

弾はマルイの0.12グラム。プラ弾を使用。

射距離は5m。

発射弾数は5発。

両手にてスタンディングポジションから射撃。


それではP38をガシャポンして撃ってみよう。

ローパワーで着弾の弾痕の判別がし難い為、バツ印を書き足した。

まあグルーピングは御世辞にも良いとは言えない。

10禁エアガンで5mも離れれば所詮はこんな物だろう。

軽量弾での射撃が安定感に欠けるのは正直何処のメーカーのどの機種も大差無い。

それはBB弾を撃つ銃その物の問題だけでは無く、対象年齢18歳以上のエアガンに用いる0.2グラム以上の重量のBB弾と比べて、低年齢向けの0.12グラム弾はそこまで真面目に作られていないと思われるからだ。

0.12グラムの弾の表面を見ても0.2グラムのBB弾と比べると成形がかなり粗く表面の仕上げも良いとは言い難い。

一口に言わせて貰えるならば、0.12グラムのBB弾自体の品質が不安定だからだ。

使用する弾丸の品質が不安定な10禁エアガンのグルーピングチェックは、射距離3mから4m以内でデータを取らないと射距離が5mでは不安定過ぎて参考にならないかもしれない。

マルイのエアコキワルサーP38。

今やもう化石クラスの伝説的存在のエアガン。

久々にマルイのワルサーP38を撃ってみて、やはりその魅力は今も全く変わっていない事を感じた私でした✨。