本来昨日は高千穂の韓国岳に登る予定だったが、夜から霧雨とガスが酷く掛かっていた。

それは朝になっても変わるどころかより酷くなっていた為急遽予定を変更して、昨日の天気予報では天気が良いと言われていた熊本の阿蘇山に登る事にした。

宮崎県から熊本県まで私が高速を走っている間、かみさんはルパン三世・カリオストロの城のDVDを観て道中の時間を潰していた。

今回の旅行に使用した車は我が家のダイハツ・ミラココア。

これで大人二人が車中泊して長距離旅するのだから、まるでルパンと次元のフィアット旅みたいな物であった。

後部座席とリアのラゲッジスペースには登山道具と旅行の着替えやマットレスや布団が満載されているが、それでも積み方次第で何とかなる物だった。

でも、カリオストロの城の劇中のフィアットみたいにパンクはしなかったです😁。

阿蘇山の火口の駐車場に車を停めた。

第一火口。物凄い噴煙が噴き出しており、何時ドカンと言ってもおかしく無い噴煙の勢いだった。

噴煙もガスも酷くてこのまま阿蘇山の中岳に登れるか心配だったが、取り敢えず登山口へと行こうと云う話になった。


これは第二火口だったか?

まるで仮面ライダーか特撮戦隊物のロケにでも使われていそうな雰囲気で面白かった。

そこから暫く歩いて行くと砂千里ヶ浜に到着。

ここはまるで火星の表面みたいな荒涼とした大地が広がっていた。

ここは猿の惑星とかのロケに使われていてもおかしくなさそうなロケーションだった。

砂千里ヶ浜に落ちている卵みたいな巨大な噴石。

かみさんと卵噴石。

人が隣に立つと如何にこの噴石が大きいのかがよく分かる。

こんなデカい噴石が飛んで来た日にはひとたまりもないだろう。

そこからさらに中岳への登山ルートへと歩を進めた。

ここが分岐ルート。

砂千里ヶ浜の説明板。


分岐ルートの真下に有った掘っ立て小屋。

これは何かと壁に貼られた表札?を近付いて見たら、

京都大学理学部の火口南観測室との事だった。

これと同じ様な観測室がこの先の他の場所にも有った。
もうこの辺りで既にガスが酷くて100m先も見えなかった。

この後で中岳に向かって登山ルートに入ったが、中岳はおろか手前の南岳にすら登るのも危険な程に視界が悪くて、途中で出会った外国人「恐らくオーストラリア人」の御婦人も「ノー・ビュー」とジェスチャーにて登頂を断念して引き返して行かれた。

私達夫婦もこの後で登頂したとして、この視界の悪さから下山に掛かる時間を考慮した場合、無理は禁物と判断して途中下山した。

残念ながら阿蘇山の中岳迄は登れなかった。

又日を改めて阿蘇山にはチャレンジしたい。

そして、その後翌日は九重連山に登る予定で今夜は別府まで足を伸ばして夕食と風呂に入ろうと言う話になった。

熊本から大分の別府迄かなりの距離を運転して、別府に到着してから夕食を頂いた。

が、途中九重の山並みを通り過ぎる形で眺めた所、山の頂辺りはガスが掛かって真っ白になっていた。

これでは明日の天気も本曇りかもしくは雨天となるだろう。

そうなれば山頂からの景色も楽しめないだろうと判断して、今回の登山旅行を終えて帰宅する事に決めた。

それから3時間近くノンストップで高速を直走り、帰宅した。

天候に中々恵まれず、登山は心半ばで終えて帰宅した今回のGW登山旅行だったが、今回の旅行には普通の軽自動車で大人二人が車中泊出来る事を体験したのが1番の成果だったかもしれない。

GWの登山旅行から帰宅して、久々に自宅でぐっすり眠った私でした✨。