今日は鹿児島側から高千穂峰に登山にやって参りました。

登山口から望む高千穂峰。

午前中既に山頂や御鉢巡りの際にはガスが掛かっていそうだった。

登山口辺りは風が強かった物の気温は高めだった。

5月にもなるとあちこちに花が綺麗に咲いており、新緑の季節その物だった。

登り始めたのが遅かった事も有り、まだまだ先は長いのに11時近くになっていた。

低い灌木地帯を超えるまではハイキング程度のなだらかな山道だった。

灌木の地帯を抜けると一気にザレ場ばかりの火山性の土が剥き出しの山が見えてくる。

溶岩石がゴロゴロ転がり、火山性の土で足元が不安定な高千穂の山々。

この辺りまで来て下を振り返ると、自分達が車を停めた駐車場が遥か下方に見えた。

かみさんが強風に飛ばされない様に溶岩石に必死でしがみついている蛾を見つけたので、写真を撮影した。


高千穂峰の裾野の火口の辺りに着いた頃には登山口から見たガスが相変わらず視界を遮る程に掛かっていた。

この辺りまで来ると冷風とガスが霧雨になり頭や眼鏡を濡らすので、帽子や防水性の高い薄手の上着を着込んだ。


高千穂峰の下に有る火口。

自然の雄大さを感じる。

火口と反対側は黒土と赤土が剥き出しになった斜面が広がっていた。


ここから更に0.6キロ登った所に高千穂峰が有る。

ここからは中々険しい斜面のガレ場とザレ場が続く。

いざ高千穂峰の頂を目指す。
ガスに隠れて山頂は全く見えない。
山頂に到着。

足元が火山性の灰混じりのザラザラとした砂地で、中々険しい道のりだった。
頂きにそびえるのは山頂の大地に刺さった逆鉾。

坂本龍馬が妻お龍と新婚旅行にこの山に登り、二人でふざけてこの逆鉾を引っこ抜いてしまった話が有名である。

その新婚旅行でのエピソードを手紙にしたため実の姉に出したのだ。

何とも罰当たりな事をやらかした坂本龍馬。

そしてここは高千穂河原と霧島東神社のルートの分岐点。

私達夫婦は暫くの間山頂でガスが晴れるのを待っていたのだが、どれだけ待てど一向に晴れないガスと強烈に吹き荒ぶ冷風の為、下山する事にした。

下山時に2度ほど足元が滑り軽く尻餅をついた。

幸い怪我は無かったが、滑りやすい足元にかなり神経を擦り減らした。

無事に下山して麓の温泉街まで下り、夕食を取った後に温泉に入り疲れを癒やした。

そして又今年も私達夫婦のGW名物の今夜も車中泊。
まだ20時と少しと言うのに外はもう真っ暗だ。

明日は再び同じ霧島山系の韓国岳に登る予定だ。

車内で早めに休みを取り、明日に備える為に眠ろうと思う私でした✨。