前回のブログにてご紹介させて頂きましたNETFLIXのオリジナルドラマの実写版シティーハンター。


主役の冴羽獠の仕事の相棒の槇村秀行が愛用していた拳銃として、ドラマの中でも「コルト・ローマンMK-Ⅲ」と冴羽獠の口から槇村の妹の香に向かって説明するシーンが有り、リアルタイムでシティーハンターを読んでいた若しくは観ていた世代のファンには感涙物のシーンが有った。


そのコルト・ローマンMK-Ⅲは原作と同じくMGCのニュー・ローマンをモデルにしていた。


何故MGCのニュー・ローマンがモデルかと分かるかと言うと、これはモデルガンファンならば常識なのだが、MGCのモデルガンのローマンはグリップフレーム底部が実銃とは異なるオリジナルのアレンジされた形状だから、グリップフレーム底部を見ればMGCのローマンである事は一目瞭然なのである。


恐らくプロップガンは旧CAWのMGCの金型を引き継いで生産したモデルガンだろう。


渋い茶革のクリップオン式のヒップホルスターに入ったローマンについては劇中ではほんの少しばかり語られただけだったが、香に手渡されたローマンのその存在感は主役の冴羽獠のコルトパイソンに匹敵する存在感だった。


私のMGCのコルト・ニュー・ローマンMK-Ⅲ。

私はコルト・ローマンは旧タイプのエジェクターロッド剥き出しのタイプよりも、このエジェクターロッドシュウラド付きのニュー・ローマンの方が好みだ。

それはシティーハンターの槇村の愛用の銃だったからでは無く、その昔の月刊GUN誌でJACK氏がリポートしていた記事を読んだ時のイメージがとても印象的だったからだ。

これがその月刊GUN誌のJACK氏の実銃のローマンのリポート。

実銃のローマンMK-Ⅲの後期型の生産期間はとても短く製造数も極わずかで、今では希少なリボルバーだ。

だが、ここ日本ではMGCのコルト・ローマンMK-Ⅲの旧タイプがありとあらゆる刑事ドラマや映画の携帯拳銃としてプロップで使用されていたので、ローマンの知名度は世界一高い?かもしれない。

対してこの後期型のローマンがテレビの刑事ドラマや映画で活躍した記憶は殆ど無い。

言ってみたらこのシティーハンターの原作位しか記憶に無いかもしれない。

この優しいラインのスナブノーズマグナムは、シティーハンターの香に良く似合う拳銃だ。

ドラマの中では香がこのローマンで活躍する場面は無かったが、原作のシティーハンターの中では香の目茶苦茶な射撃技術による跳弾で敵を怯ませたり行動不能にする場面が多々有った。


ヨーク「コルトの呼称はクレーンだったか?」にもMGC独自のロッキングシステムが備わっていたり、実銃とはかなり異なる箇所も見受けられるMGCのコルト・ローマン。

だが、そんな撃って遊ぶ事に主を置いたMGCのモデルガンのコルト・ローマンMK-Ⅲは今でも魅力的なモデルガンの1つだ。

私はハドソンのコルト・ローマン後期型の金属モデルガンも所有しており、こちらは訳有ってとても大切に保管しているが、こちらのMGCのニュー・ローマンは動かして遊んだり気楽に触ったりする手遊び用にしている。

ドラマのシティーハンターでもちゃんと後期型のコルト・ローマンMK-Ⅲが使われていて、とても嬉しくて後期型のローマンを触っている私でした✨。