今夜NETFLIXにて配信になったばかりの話題のドラマを観た。


あの往年の人気漫画のシティーハンターの実写版ドラマだ。

鈴木亮平さん主演でドラマ化された冴羽獠はとても良かったと思う。

元々原作漫画のシティーハンター自体がかなり現実離れしていて、我々ガンマニアからすると有り得ない描写が多々有って当時ですらこれはあくまでも「エンタメ」として楽しんで読んでいたし、アニメ化されてもそれは変わらなかった。

でも時代は西部警察やあぶない刑事みたいなドンパチ刑事物とかも普通に放送していたし、リアルさを求めてシティーハンターを読んだり観た記憶は無かった。

その原作やアニメのシティーハンターのエンタメ性をドラマ化するに辺り、現代では白けて見えないか?心配していたが、エンタメ性とドラマ性が良い塩梅で再現されていて個人的にはとても面白いドラマだと思った。

何より冴羽獠役の鈴木亮平さんは本当にプロの役者さんだなと思った。

彼は何時も役に合わせて何十キロも体重の増減も厭わないし、今回もバッキバキに身体を仕上げて来ていた。

しかも今回の冴羽獠役を演じるに辺り彼はガンアクションもかなり練習したらしく、冴羽獠の愛銃のコルトパイソン357マグナムをとても自然に扱われていたのには感心した。

劇中の冴羽獠の下品な下ネタのシーンを演ずる際にはアニメ版の声優の神谷明氏の声色に似せて「もっこり」とか叫んでいたが、それすらも無理の無い自然な感じで演じていたのには感動すら覚えた。


アニメ版は勿論、原作の連載開始から最終話まで週間少年ジャンプを購読していた私世代の方ならば、当時を偲んで観るのも良し。鈴木亮平版シティーハンターを新鮮な視点で楽しむのも良し。


周りを固める俳優さん達も無理に似せずともとても自然な感じの配役で良い雰囲気に思えた。


敢えて苦言を呈するならば、これ位の暴力描写や性描写まで気軽に地上波放送で流せなくなった、コンプラ狂の現代の風潮が悲しいなと思った。


ハードアクションなドラマや映画にまで口喧しく文句を付けて、あくまでもそれをエンタメとして観れない大人にはなりたくない物だな。


そう思いながら、マルイのガスリボルバーのコルトパイソンを弄ってみた私でした✨。