以前リサイクルショップにて550円で購入した既に退役した米海軍のミサイルフリゲート艦のジッポーのオイルライター。
USSファーリオン。と言う艦名のジッポー。

通常米海軍のシップライター「軍艦のイラストの入ったジッポーライターの事を指す。」はNO.250のハイポリッシュクロームメッキにエッチング加工を施した上に着色される手法が取られる事が多い。

が、私のシップライターは艶消しの黒いペイントのジッポーにゴールドのペイントで艦名や艦のイラストが書かれている物だ。

正直言ってこの加工は軍人さんの使用するジッポーには向かない表面処理加工だ。

だって、真鍮のライターに黒いペイントをした上に艦のプリントをした所で、長期の使用や水兵さんが手荒な使い方をしたら直ぐに艦名や艦のイラスト等は剥がれ落ちてしまうからだ。

だからシップライターにはこの表面仕上げが用いられる事は少ない筈。

ジッポーリペアサービスの手で、新品のインサイドユニットに入れ替えられたネイビージッポー。

既に私のこのシップライターにプリントされたイラストや文言にも掠れて剥がれかけた場所も見られる。

が、まあそれもその物が今迄の年月を経て来た証なので、私はそれをその物が持つ「味」と捉えている。

それに私は非喫煙者の為に使用頻度は高く無い。

もしこのジッポーのペイントが剥げ剥げになるまで使い込んだ頃にはきっと既にこの世からおさらばしている事だろう。

ライターの裏面は真っ黒一色。

無愛想な位に真っ黒なライターを見ていたら、今日ホーグのラバーグリップに模様替えしたガバカスタムも又黒色の無骨なガンだったので、一緒に並べてみた。

一応これでもガバカスタムの方は隠れた?洒落っ気で、フレームはミリガバのパーカーライズドの物を使用しているので、少しばかりグレーっぽい色目も入ってはいるのだ。

少し離れて見ればもう真っ黒なガバにしか見えないが。

こうして並べると、私のガバカスタムも海兵の持つカスタム1911みたいに見えなくも無い?

最早此れ等は前時代の遺物?となったかもしれないが、黒いジッポーと黒い1911はやはりこれ以上無い米軍らしい組み合わせだ。

そんな馬鹿みたいな事を考えながら、淹れたてのコーヒーを口にした私でした✨。