相互フォローさせて頂いているブロガーさんが最近入手されたと言っておられた、東京マルイのガスブローバックハンドガンのM92Fタクティカルマスター。
私も持っているので、取り出して来て改めて見直してみた。
先ずは使い込んでいる方の1丁を。
使い込むと艶消しブラックの塗装が剥げ落ち、安っぽくテカついて光って来るのは東京マルイのエアガンの特徴。
この様なプラスチッキーなテカり具合になるのは、恐らくは東京マルイの廉価な機種に施された塗装が本当に安い艶消し黒のスプレーを吹き付けただけなのだと思う。
使い込んであちこちぶつけまくっているので、スライド前部のセレーションも一部潰れた箇所も有る。
純正のホーグのフィンガーチャンネルラバーグリップタイプのグリップパネルは、個人的に握り具合が太くなり、さっとホルスターから抜き出してからグリップした指の位置が決まるまでの時間が掛かり好みでは無いので、ノーマルのM92Fミリタリーのグリップパネルに変えてある。
アウターバレルにも傷やら打痕やらの意図せず付いたリアルなバトルダメージ加工が刻まれている。
グリップスクリューも画像で見るよりも遥かに錆だらけで汚らしいが、実戦用のハンドガンなので気にしない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221215/22/moyo44mag/d5/32/j/o1080076015216780197.jpg?caw=800)
裏側面。
こちらも艶消し黒色塗装は剥げ落ち、安っぽいプラスチックの地肌が剥き出しになっている。
こちらのグリップパネルのチェッカーもあちこち潰れてるわ、グリップスクリューも錆々。
クドい様だが、コレクション用では無くサバゲーで使用する専用のエアガンなので、傷だらけになり錆も出る。
そんな物だと割り切ってなければ、野外でサバゲーでは使えない。
デコッキング機能が無かったり固定ホップや弱いリコイル等、現行機種に見劣りする部分も有りはするが、それとて弾の重量さえ決まれば頻繁なホップ調整の必要も無し。
デコッキング機能の付いた後発のM9A1やUSM9がABS樹脂製のスライド後部に集中したデコッキングシステムのおかげで、素材強度的に無理が有る設計の為、デコッキングシステムの故障が多い持病持ちなのは有名な話しだ。
それにリコイルなんぞ多少軽くても、ブローバックスピードさえ早ければ連続射撃時のエイミングのリカバリータイム短縮となり、かえってサバゲー向きとも言える。
デコッキングレバー固定のイモネジが緩んで脱落している個体も中古市場に出ている物で見掛ける事が有るが、これはこの機種の持病で有り購入時に裏側のデコッキングレバーのイモネジにロックタイトを一滴垂らしてイモネジを締め込んでやればサバゲーでの過酷な使用状況でもまず二度と緩まない。
スライドストップノッチの補強もされていないが、スライドストップレバーでホールドオープンからのスライド閉鎖をせず、スライドを引いて戻すクセとしている自分にとっては、ノッチに関しても問題では無い強度。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221215/22/moyo44mag/95/92/j/o1080081015216780264.jpg?caw=800)
この射撃専用に振り切った構成のシャーシの長い一本レールの部分や、シンプル極まりないブローバックエンジンに、本銃に対するマルイの割り切った「射撃性能に特化した設計」のエアガンと言うコンセプトが見て取れる。
実際に射撃精度に関しては現行機種に引けを取らないどころか、機種によっては現行機種をも凌ぐ程の高精度を誇る。
個人的にマルイの旧型M92Fがサバゲー用の道具として気に入っている事も有り、M92Fミリタリーの黒色のを2丁。ステンレスシルバーのを1丁。
M92Fタクティカルマスターを2丁。
のM92F系を5丁所有している。
2000年に販売されたM92F。
これだけ古くから有る製品で、未だに第一線の現役で使えるガスブローバックハンドガンは他には無い。
暖かい季節が来たらまた、タクティカルマスターをサバゲーでのサイドアームに腰に下げて行ってみようと思った私でした。