Bel Canto 4 | moyism

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ジャンクアートと古道具ときどきベルカントたまに黒猫

今日は

前回のお約束通り

私が

「ベルカント唱法は

人間が最も美しい歌声を

出すことができる

唯一無二の

発声法・歌唱法である。」

と確信している理由の

お話です。

 

7年間学んできて

私が強く実感していることを

お話しすることで

その理由が

おわかりいただけるのではないか

と思います。

 

まず

ベルカント唱法の発声で歌えば

咽喉を傷めません。

ベルカント唱法を学ぶ以前

特に若い頃

私は

カラオケによく行きました

(歌うことは大好きでしたから)

カラオケに行って

何曲も歌った次の日は

声がガラガラというのが

お決まりのコースでした。

しかし

ベルカント唱法を

学び始めてからは

何曲歌っても

咽喉が痛いということは

ありません。

 

次に

ベルカント唱法を学べば

出せる音域が広がります。

私の場合

学び始めた頃より

高音も低音も2音ずつぐらいは

伸びていると思います。

しかも

特に高い音の場合

出すぞ~!という感じではなく

無理なく自然に

出せるようになります。

 

そして

発声のレベルが上がると

音程が正しくなります。

学び始めてしばらくは

音によって

咽喉の開き具合が違うので

不安定ですが

咽喉をきちんと開けて

全ての音が出せるようになると

本当に安定してきます。

私は

習い始めて2年目ぐらいは

咽喉の開き方のレベルが

音によってかなり違っていたため

(当時はわかりませんでしたが

今になって思います)

習い始めた当初より

逆に

音程は不安定になりました。

特に高い音を出すと

胸が上がり力が入るので

低い音に

きちんと下がることができず

結果としてその後

音がややシャープになってしまう

ことが多かったです。

でも

発声のレベルが上がるにつれ

それも次第に修正されてきました。

今では

咽喉を大きく深く

開けることを心掛けていれば

自分が出したいと思う音に

自然にピタッと

ハマる感じがします。

初めの頃は

一人で歌うと

調子が良ければ

その音に着地できるけれど

あるときはフラットに

あるときはシャープに

なってしまう

先生に指導していただいて

ようやく正しい音になっていた

ように思います。

例えば

ヘリコプターが着地するのに

操縦技術が未熟なうちは

フラフラして

なかなか着地点に

ピタッと止まれないのが

技術が上がるにつれて

スッと止まることができる

そんな感覚に

似ている気がします。

 

それから

発声のレベルが上がるにつれ

音がよりレガート(滑らか)

出せるようになります。

レガートは

発声(歌)の基本です。

レガートに音を出せなければ

他のどんな技巧も

上っ面だけの薄っぺらい

陳腐なものになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

さらに

私は

これがベルカント唱法の

最大の素晴らしい点だと

思っているのですが

レベルが上がるにつれて

倍音

どんどん出るようになってきます。

この倍音は

人の歌声を美しい音にする

魔法のようなものだと

私は感じています。

倍音が出ている

(つまりベルカント唱法の

正しい発声ができている)

人同士の歌声は

音程があっていれば

どんな声質であっても

混じり合って

一つの音のように聴こえます。

それが

真に美しいハーモニー

アンサンブル

合唱なのです。

倍音がなければ

音程は正しくても

それぞれのパートの歌声が

バラバラに聴こえます。

これは

ベルカント唱法を

正しく学んでいる人たちの合唱と

そうではない人たちの合唱を

聴き比べると

ベルカントのことを

まだよく知らなかった頃の

私でもわかりました。

この違いは

学べば学ぶほど

明瞭になっていきます。

そして

互いの声が混じり合い

伴奏のオルガンの音さえも

一体となった合唱が

できたときの喜びと幸福感は

何にも代え難いものです。

この経験が

私がベルカント唱法に

のめり込む最大の要因と

なりました。

 

他にも

声量が増す

声が遠くに飛ぶようになる

(だから小さい音でも遠くまで聞こえる)

など

ベルカント唱法は

たくさんの素晴らしいものを

もたらしてくれるのです。

 

最後に

ベルカント唱法は

だれでも

身に付けることができます。

特別な才能がなければできない

なんてことは

決してありません。

私でさえ

なんとかやれているのですから。

ただし

以前にもお話ししたように

ベルカント唱法を正しく理解し

正しい発声を身に付けた人に

学ばなければなりません。

 

そして

ベルカント唱法を身に付ければ

どんなジャンルの歌も

自在に歌いこなせるように

なるでしょう。

 

これで

私が

「ベルカント唱法は

人間が最も美しい歌声を

出すことができる

唯一無二の歌唱法である。」

と確信している理由が

おわかりいただけたでしょうか?

 

えっ?

理由はわかったけれど

実際の歌声を聴かせろって?

それは

ごもっとも!なご意見ですが

ここでは録音や動画などで

歌声をお聴かせすることは

基本的にありません。

次回は

その理由について

お話ししたいと思います。

 

 

 

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