『8番出口』。 | 【 モヤトリアムな毎日 】

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モヤモヤで、モラトリアムな日常。

2025年、日本
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
出演:二宮和也、河内大和、浅沼成、花瀬琴音、小松菜奈

 2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが個人制作でリリースし、世界的ブームを巻き起こしたゲーム「8番出口」を、二宮和也主演で実写映画化。
 蛍光灯が灯る無機質な白い地下通路を、ひとりの男が静かに歩いていく。いつまで経っても出口にたどり着くことができず、何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を覚え、自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気づく。そして男は、壁に掲示された奇妙な「ご案内」を見つける。「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。男は突如として迷い込んだ無限回廊から抜け出すべく、8番出口を求めて異変を探すが……。(映画.comより抜粋)


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 『バックルームズ』を鑑たので今度はこちらを。

 オープニングの副都心線・東新宿駅ホームからいつの間にかあの「8番出口」の地下通路に入り込んじゃった時のシームレスなカンジは上手い!
 別れた彼女からのLINE電話や鞄の中の吸入薬を探す手元に意識が向いてるうちに迷宮入りさせられる注意の逸らせ方もオシャレだし、あの通路の妙な照明の白さやタイルのツヤ感もゲームさながらのリミナルスペースを再現していてニヤッとテンションが上がる。

 しかし主人公の男は8番出口のルール受け入れるの早いなぁ笑

 出口のないこの地下通路(≒閉塞的な人生)を何とか抜け出したいという願望を意味付けしたのも、ゲームを1本の映画作品にきちんと昇華させていて上手いなと思ったし、その直後に出てくる少年がどう見ても「異変」なのに「異変じゃない」理由もきちんと筋道立ててくれていて、安心して観られた。

 視点をガラリと変える中盤の仕掛けも映画独特のものでかなりバチッとハマってる!

 ラストは「まぁそう終わるよね」っていう想像に難くないカットで終わったのも安定感?

 終盤、そろそろもう結末でいいよと思いかけた頃に唐突に挟み込まれる海岸の俯瞰がシャマラン監督の『OLD』みたい。


yh馬