認知症の義父が、何を思ったのか外出と言う名の脱走(私はそう呼んでおります)

 

 

警察の方に見守られながら謝罪。その後は、警察の方にお礼を言ってパトカーへ戻られるのを見届け、私は義父宅へ向かいました。

 

玄関付近までくると、怒鳴り声。

”えっ何事?””誰の声?”とドキドキしながら入ってみると、ソファーに足を組み座っている義父。

向かって立ち、説教している夫でした。

夫の説教…めっちゃ怒鳴ってる。こんなに興奮している夫を初めてみました。

「こんなにいろんな人達に迷惑かけてるのを自覚しろよ。出かけるな(怒)」みたいな内容だったと思う。

義父は飄々としてダメージゼロ。”俺は何もしていないですけど?”スタンス。

 

認知症の人にどんなに説明しても意味がないので、夫に「もうこの辺で」となだめて終わらせた。

義父のダメージゼロ。なんなら「取り敢えず座れ」と、私もソファーに座るように促す。

示されたソファーは、確かウンコ…と思って夫の隣に座る。

 

この構図がいけなかったのか、正座で座る私たち、ソファに座り上から目線の義父。そして数分前の事も忘れている。

 

クソ爺スイッチON「長男のお前は俺の世話をせずに、自分たちの家を建てて俺の面倒も見ずに」「そもそも長男だから普通は俺の面倒をみるのが当たり前だろ」

私に向かっては「あんたはこれまで何もしてくれんだろ。」

 

黙って聞いてても爺の独壇場なので、「それならすみませんでした。過ぎたことを言われても仕方ないので、じゃぁどうすればいいですか?」と聞き返しても、やっぱり”長男夫婦に対しての文句”のループ。

 

終いには「あんたの親は、、、」と言い出したのでブチっ爆弾

 

”は?「あんたの親?」黙って聞いていれば、私の親の悪口じゃね?”実父は、義父とは正反対で友達に囲まれ元気にいるわ。育て方が間違っているとても言いたいのかと言い返したかったけど、クソボケ老人を真面目に相手にしてるのが馬鹿らしくなった。「じゃ、帰ります」と帰って来ました。

 

夫にも一緒に帰ろうと声を掛けましたが、夫は出来た人。

”私がいると説教しにくい”と言い残り、夕飯も食べさせてから帰宅しました。

帰宅後「もう怒鳴って仕方がない、と分かったから今後は止めようと思う」とグッタリ。

 

翌日、夫が改めて迷惑をおかけしたお宅へ菓子折りを持って訪問し謝罪しました。