夕飯を食べていると夫から電話。

夫:ちょっと助けて欲しいから来て欲しい。お爺さんがいなくなった。エアタグは外され、家のカギはかかって(閉まって)いた。

 

 

爺宅へ行き夫と合流。これまでの経験上、また髪の毛を切りに脱走したんじゃないか、、、と思った。夫は車で近所を探しに。

私は爺が自力で帰ってきた事もあったので待つことに。

キッチンには、夕飯がテーブルに準備されたまま(きっとマダオが準備)新聞は読みかけの様な感じでした。

何か手がかりが無いかと手帳をみても何を食べたかの記録のみ。

 

何となく携帯を開いてみる

娘からのLINE

高級車に乗った自慢でした(笑)

この写真と脱走爺の事で娘とLINEラリー。

日が長くなったとはいえ19時となると外は真っ暗。

認知症の爺が帰って来れるとは考えにくいな。

玄関先でウロウロしていると、、、近所で怒鳴り声が数回聞こえてきた。

”ん?爺の声?””夫が見つけた?いや勘違い?”

 

5分くらい経った頃か、、、爺が警察の方とフラフラと歩いて帰って来る姿。

私「え?お爺さん?」「(警察の方に)すみません。どこかに行ってしまったと探していたんです。今、夫が探しているので見つかったと連絡します。」

爺「あんたはどなたさん?」

私「嫁です」

爺「誰のや?」

私「どこへ行っていたんですか?」

爺「私は何処にも行っていません。ずっと1人でここに一人で住んでいる」…こっちの頭がおかしくなるような会話をしながら家に入るように誘導。

 

警察「一本向こうのお宅の駐車場にいました。帰ってきた奥さんが車を停めようとしたらみえたです。奥さんが凄く怖がってみてたので後で謝罪に行った方が良いと思います」

 

老人とは言え、自宅の駐車場に男の人が籠城になって話が通じず、しかも怒鳴られて怖くなって警察を呼んで下さったんだろう。

 

警察の方は、1本道が違うと町内が違うので名前を言うけど図で示してもらった。また、”自宅と間違えたと思います”と言われたけど、同じと言われると一軒隣なので同じとは違うのよ(理系なので細かくてすみません。夫も同じ考え)

 

この会話をしていると、

爺は「皆さん入ってください」

警察の方「私たちは帰りますから」

私「お話は終わりました。警察の方は帰られるそうなので大丈夫です」と部屋に行く様していると、夫が帰ってきた。

 

つづく