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964 makes me happy

試験運転中

 玄兵衛が虹の橋を渡ってから青兵衛が一気に老け込んだのですが、ここ数ヶ月でさらに老化が進んだように見えます。

 老いは人にも犬にも平等に訪れるものだけど、その現実を目の前にして私の心は虚しさばかりが募ります。

 青兵衛だけではなく、最近、夫も老け込んできて…。

 そして、そういう私も老いを感じる場面が増えてきました。

 感覚だけはいつまでも若いままで止まっているけれど、肉体は確実に衰えてきて、時の移ろいを感じない日はありません。

 

 最近、YouTubeで1990年代の名鉄・近鉄を写した動画をよく観ます。

 たまたまおススメに出てきたので「懐かしいな~」と再生したら、次から次へと似たような動画が。

 「あるある」です。

 

 8ミリビデオで撮られたそれらの映像は今の4K・8Kの鮮やかな映像に比べると粗いので、余計古めかしく感じます。

 でも当時の私は、私の4K・8Kに匹敵する視覚を持って名鉄の朱色の車体、近鉄のオレンジに紺色の帯を付けた特急やクリーム色とえんじ色の急行車体に乗っていたはずで、どれもクリアな映像として私の脳に記憶されたはずなのに、私の記憶装置もまた古びれてしまったのでしょう、8ミリビデオの映像と同レベルの解析度の記憶しかありません。

 

 近鉄の名古屋発の特急が出発する際、ファミコンの音源風の「ドナウ川のさざ波」が流れますが、そのファミコン風の音が何とも切ないです。

 (現在はゴージャスな音源に変わっている)

 その音で私の忘れかけていた記憶が断片的に蘇りました。

 と同時に、「ああ、もうあの頃には二度と戻れない。あの時の私はこの今だけのこの時間、空気、感情がどれだけ大切なものか、どれだけの価値があるのか…。いや、分かっていないから、無邪気に時間を過ごすことができたのだ」と悔やむ心も大きくなりました。

 

 正直、あの頃は「いいこと」よりも「いやなこと」「つらいこと」の方が多くて、思い出したくないこともあるのですが、ほんのわずかな「いいこと」ばかりが増幅、つまり思い出補正がかかって、きれいに見えるのでしょう。

 

 現在、人生の曲がり角を大きく回っている最中なので、余計に昔のことを懐かしむのかもしれませんが、またこれから10年20年後は、今の私をこれまた懐かしむ老齢の私がいることでしょう。

 その時はもう、独りぼっちになっているかもしれません。

 お久しぶりです。

 前回の更新からしばらく時間が空いてしまいました。

 理由はこれといってありませんが、なんとなくアメーバのこのページを開くタイミングがありませんでした。

 

 ブログを始めてから何年になりますか…?

 2006年あたりから、とりとめのないことをつらつらと書き連ねてきました。

 

 一時期は私のブログもそれなりの読者数やそれなりのコメントをいただいておりました。

 が、年月を重ね、私自身もそうですし、ブログを介して交流してきた方それぞれ、皆、ライフステージの変化とともに、ここから皆さん新しいステージに向かわれていきました。

 あと、新たなSNSの登場がそれに拍車をかけたと思われます。

 事実、現在私もこのブログ以外のSNS利用に重心が移ってます。

 

 でも、自分のこれまでのネット社会のかかわりを振り返った時、やっぱりこのブログが私にとっては一番、心地のいい場所だということを再確認しました。

 一番はこの匿名性です。

 

 匿名をいいことに私も書きたいことを自由に書き続けてきました。

 そしてそれが私の心の支えとなりました。

 

 もはや誰にも見られない、過疎ったブログですが、また一からの再スタートのつもりで、更新頻度を上げていこうと考えています。

 思えば、私がブログを始めた当初も今と同じように誰が訪れるでもない、誰がコメントを残すでもない、非常にわびしいブログでした。

 でも、私は楽しかった。

 

 そう、「楽しい」。

 それで十分。

 

 新しい月が始めったことですし、またここから始めたいと思います。

 先日、放送大学の24年度1学期の成績が発表されました。

 ちゃんと復習・試験対策をした結果、「優」の上、「秀」を取ることが出来ました!

 たった二科目ですが。

 嬉しいですね~。

 

 昔々の学生だった頃は、ロクに予習も復習もせず、試験対策もほとんどせずに試験に臨んでいたので、成績は散々なものでした。

 まさに「意識低い系」な学生。

 

 なんで、あんなにもやる気が無かったのでしょう?

 逆に今、どうしてこんなにもやる気満々になったのでしょう?

 

 40歳を過ぎるあたりから「大人のやり直し学習」を始めた私ですが、おそらく、今が人生で最も机に向かってます。 

 何もかもが遅いですよね…。

 

 10代の頃にこのやる気があれば、それからの人生もちょっとはマシに過ごせたんじゃないかと思うのですが。

 いや、そうじゃないですね。

 この時間の流れこそが、私なのでしょう。

 

 ということで、さっさと来期、24年度2学期の履修科目の登録を済ませました。

 来期は初めてライブweb講座を受講する予定です。

 インターネットが当たり前の時代になったからこその授業形態ですね。

 

 「ちゃんと勉強する学生」という忘れ物を取りに帰る行動は、とりあえず上々の滑り出しのようです。