松山自動車道~高松自動車道を経由して、二日目の宿泊地、金比羅さんの門前町にあるホテルに到着しました。
時間は三時過ぎです。
おおよそ予定どおりの到着です。
研修中だという客室係の女の子のたどたどしい説明に苦笑しつつ、「お参りにはどれくらい時間がかかるのか?」と訊ねると、「一時間半くらい」とのこと。
夕食の時間を考えると、ちょうどいい感じです。
ということで、早速、金比羅さんへ!
実は私、金比羅さんのあの石段を克服するため、密かに近所の神社の石段を登って、体力をつけようと準備していたのですが、全く役に立ちませんでした。(笑)
金比羅さんの石段の段差って、結構高いんですね。
オマケに溢れんばかりの人・人・人!
しかも自分の階段を登るペースを乱されてしまうので、余計に疲れてしまいました。
ということで、休憩を兼ねて参道脇にあるモニュメントに立ち寄りました。

大きな碇のモニュメントです。
さすが、航海の安全を守る神さんを祀る神社です。

このモニュメントは湾岸戦争の後始末で活躍した掃海艇「はやせ」を顕彰するもののようです。
そう言えばあの頃、自衛隊を海外に派遣することに対し、世の中が騒然となりましたね。
今は昔の話ですけど。
ちなみに日本の掃海技術は、太平洋戦争の置き土産をたくさんの犠牲を出しながらも除去した結果、得られたものです。

松山で秋山好古のお墓をお参りした時にも思いましたが、この国はたくさんの犠牲の上に成り立って今があるのです。

まだまだ途中ですが、正直、ここらあたりで引き返したくなりました。
頭が酸欠状態だったので、この楼門がなんという名前なのか、確認しそびれてしまいました。

振り返るとこんな感じ。
ものすごい数の参拝客なのですが、まさにこれは「蟻の行列」ですね。

息も絶え絶えに、ようやく本殿まで辿りつきました。
これはどういう罰ゲームなのでしょうか?
いや、苦行といった方がいいのでしょうか?(笑)
讃岐富士が涼しげです。

逆光でなんだか分からない写真になりましたが、本当に金比羅さんに登ることができた証明の写真だと思ってください。(笑)
まるで正月の初詣なのか?と思わせるくらいに境内が賑やかなので、旦那は「おお~、儲かっちょるな~。このお守りの売上とかみんな、非課税だろ?そりゃ、大○隆法も宗教で商売を始めるよね」と感心しきり。
そう言いつつ、旦那も大中小の三つの黄色いお守りセットを買っていました。
金ぴかの箱に入っているそれは、神社のお守りというよりは、まるで中国か台湾のお寺のお守りのようにも見えました。
まぁ、元々はお寺だったので、この印象は間違っていないでしょうけどね。