遙かなる平塚の地で飲んだくれる(2012 おのぼりさんツアー) | 964 makes me happy

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 ブロ友の「AndB」さんは「平塚旨い酒の会」の会長さん。
 酒好きというのは美味しい酒を嗅ぎ分けるのと同じで、何か人柄を嗅ぎわけるセンサーが働くのかもしれない。
 
 私の書いた「錫製のぐい呑みのネタ」をきっかけにコメントをやりとりする中で、「もし東京にお越しの際には、平塚まで足を伸ばしていただいて、『旨い酒の会』にいらしてください」というお話をいただいた。
 普通ならどこの馬の骨だかわからない人間に対し「おいでください」なんて唐突なことは言わないだろう。
 そして、言われた私も普段なら唐突な申し出に警戒心が働くのだが、「それでは、その際には遠慮なく旨い酒の会に参加させてくださいね」と返事をした。
 簡単に言えば、「ご縁があった」のだろう。
 コメントをやりとりする中で、短いながらも寄せていただいたコメントには、その人の人柄が如実に表れるものだということを5年ほどのブログ歴の経験から学んだ私。   
 待ち合わせ場所で初めてお会いしたAndBさんはコメントから感じ取った人柄そのものの方だった。
 
 「旨い酒の会」の会場は平塚駅からすぐ近く。
 昔から地元の人々に愛されているトンカツ屋さん。
 とても味わい深い雰囲気を醸し出している。 
 また一人、また一人、と「旨い酒の会」の会員さんたちがやってきた。
 私と旦那は少々、緊張気味に会員さんたちに会釈をする。
 次々に料理が出され、お酒の瓶も揃ったところで改めて会長のAndBさんが我々を会員さんに紹介してくれた。
 
 乾杯のお酒は地ビール。
 一升瓶に入った黒ビール。
 一升瓶の黒ビールとは大変珍しい。
 黒ビールならではの香ばしさの中に、ヨーグルト?のような酸味が広がる味がした。
 ビールの苦みが苦手な人でもこのビールなら美味しく飲めるかもしれない。
 
 さあ、これからは日本酒尽くしである。
 神奈川県のお酒を始め、福島や埼玉のお酒など、たくさんの種類のお酒を味わうことができた。
 中には古酒も。
 どれも美味しくて、いつもの調子でガバガバ飲み始めた私。
 緊張なんてどこかに吹っ飛んでいた。
 同時に、飲んだお酒の銘柄も吹っ飛んでいた。(笑)
 
 ほろ酔いになるのは非常に気持ちのいいものだ。
 緊張していたのは何も我々だけではなく、会員さんたちも一緒だったのだ。
 時間が経ち、お酒が進むにつれて場の空気がどんどん和んでいくのが分かった。
 
 会員さんたちは年齢もキャリアも皆、バラバラ。
 共通項はただ「日本酒をこよなく愛する」ことだけ。
 だけど「日本酒が好き」と言うだけですべてがOKなのだ。
 
 私も旦那もどうやら「酒が強い」そうだが、皆さんもお強い。
 陽気で朗らかな酔っ払いがそれぞれにいろんな各蔵元の酒を味わっている。
 その空気感だけで私は非常に嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。
 
 本当はお一人お一人とお話させていただきたかったのだが、時間の制約もあり(というか、飲むことが忙しかっただけかも…)全員とゆっくりお話することは叶わなかったのだが、それは次の機会のお楽しみに取っておくことにした。
 
 やがてお開きの時間になる。
 本当にあっという間であった。
 おそらく私一人だけで4合は飲んでいたと思う。
 料理もとても美味しかった。
 お店の名物料理だという「とんかつぎょうざ」はおかずにもなるけれど、おつまみにもなる一品。
 「アド街ック天国」みたいな番組で紹介されたら、全国に広がりそうな料理だと思った。
 
 店を出て、皆さんにご挨拶させていただいた。 
 しかし平塚で飲んだくれる夜はまだまだ始まったばかりだ。