沖縄・石垣島への旅 第3章 石垣島での一期一会 | 964 makes me happy

964 makes me happy

試験運転中

イメージ 1
 
 石垣島のあちこちで自生していた月桃(ゲットウ)。
 アロマセラピーではおなじみの植物だが、本物をみたのはこれが初めて。
 南方の香りが漂っていた。
 
 【滞在3日目】
 昨日の行軍に続き、本日は自転車を使っての斥候訓練を行った。
 ホテルより南は本当に何にもないとのことだったので、北に向かう。
 ホテルからマウンテンバイクを借りていざ出発。
 
 たくさんのギアを色々試しながら一番走りやすいギアに合わせる。
 旦那は久しぶりの自転車だったようで、動きが妙にぎこちない。
 きっとサドルの高さが合わないんだろうと言うことで、一度、調節する。
 それでも動きが悪い。
 挙句の果てに「この自転車は(タイヤに)空気が入っていない!」と自転車のせいにし始めた。
 「大体、俺は自転車には乗りたくなかったんだ。俺は歩いたほうがいい!」とも言いだす。
 うまく漕げないからと言って、ここまで身勝手な言い訳をする旦那はまるで三つ子のようだ。
 
 「私の自転車は何の不都合もないよ。もしかしてギアが全くあってないんじゃないの?」と言って、ギアを変えさせると今までの動きとは見違えるようにスイスイ動き始めた。
 私は呆れてものが言えなかった…。
 
 ホテルに貰った地図を頼りに伊原間地区を北上する。
 途中、自転車に乗った地元の中学生とすれ違う。
 皆、礼儀がよくて、我々行きずりの旅人にもきちんと挨拶してくれる。
 とても気持ちがいい。
 
 すると、一人の男の子が「すみません、一緒に写真に写ってください」という。
 「えええ~?」と驚いていると、引率の先生が「すみません、よろしいですか?」と言う。
 「いや、私はただの名もなき旅人で、有名人でもなんでもないよ。」と戸惑いつつも、記念撮影に応じてしまった。
 何故、記念撮影をしたのか理由は分からないが、きっと彼らの目には我々は奇妙な外国人に写ったのであろう。
 せっかくなので、ちょっとだけ喋ってみる。
 どうやら彼ら中学生は連休中にも拘わらず、学校行事のために全校生徒が皆、自転車に乗って移動していたという。
 
 お互い、道中の安全を祈って別れる。
 「う~ん、生徒もそうだけど、引率の先生も南方系の顔つきをしているね~。先生は若くていいネ~」
 スッチーだけでは飽き足らなかった旦那は中学校教員の品定めをしていた
 
イメージ 2
 
 
 石垣島で一番古いという井戸。
 サトウキビ畑?の中にポツンとあった。
 近くには沖縄地方ならではの立派なお墓もあった。
 珍しいのでカメラに収めたかったのだが、写ってはいけないものが写っては大変なので、ここは自粛…。
 
イメージ 3
 
 伊原間地区の目抜き通りであろうか、郵便局、診療所、駐在所等などが見えてきた。
 消防団の施設の近くに大きな石碑を発見。
 大きく「久松五勇士上陸の地」とある。
 一体、何の五勇士なのか分からない。
 「もしかして、琉球王国が誇る勇敢な男、五人衆が石垣出身だったのか?」と色々想像が駆け巡った。
 
イメージ 4
 
 
 石碑の裏に行くと、由緒書きがあった。
 なんと、彼らは日露戦争を語る上で忘れてはならない人物であることが判明。
 日露戦争と言えば司馬遼太郎の「坂の上の雲」。
 小説を読まない旦那が唯一、ハマったのがこの「坂の上の雲」だという。
 
 「モックン(秋山真之)が活躍できたのも、彼らあってこそだったのね…」と感心した私だが、「『坂の上の雲が好きだ』、と言ってた割にはこの5人の青年のことは忘れていたのね」とすかさず旦那にツッコミを入れておいた。
 
 参考までに久松五勇士について。
 
イメージ 5
 
 
 そろそろお腹が空いてきた。
 本当はガイドマップに紹介されていた地元の食堂に行きたかったのだが、開店する雰囲気が一向にないので、ホテルからそう遠くないカフェに入った。
 
 私はタコライス、旦那は石垣牛のシチューをそれぞれ注文。
 これがかなり美味しい!
 特に旦那が気に入った様子で、石垣滞在中にもう一度食べたい様子だった。
 
 ホテルに戻り、まったりしているとほどなく夕食の時間。
 さすがに今日はお酒を控えようと思ったが「何言ってんだよ?ここは石垣島なんだよ?飲まなくてどうする?」と旦那。
 石垣島の地ビールとまたもやワインを空けてしまい、3日連続で飲んだくれてしまった…。